糸を切る仕事をしている俺は、いつだってこの糸を切れたはずだった。
我関せずと、マイペースを貫いていく女性の話。
突如として見知らぬ場所に置かれた場合、人はどうなるのか。またどうするだろうか。前提は絶えず否定され、取り巻く世界は彼を裏切ろうとしてくるのであった。