G.Busso

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アルファロメオを題材に短編~中編の読み物が書ければいいなと思っています。

小学校高学年の時、スロットカーが流行。
当時のF-1は葉巻型ボディ全盛期で、スーパーカーブームがやってくるのはまだずっと後のこと。
日本橋丸善の洋書コーナーで偶然目にしたアルファロメオ・デイトナに心を奪われ、以来アルファロメオに恋焦がれることに。

中学生時代には本気でイタリアのミラノ工科大学に留学したいなどと大それた希望を持つが、東京の西の外れの田舎者にそんな大胆なことが出来るわけもなく。
大学は理系を選択し、航空機に熱を上げる。
初めて自己所有した車はホンダシビックRS
CVCCの希薄燃焼エンジンになる前のバイクのエンジンのような車。第三京浜でオーバーレヴによるバルブクラッシュで最後を迎えてしまいました。

そしてついにアルファロメオ1600GT-Jを購入。
続けて1750GTV、2000ベルリーナ、アルフェッタ2.0GTV、アルファロメオGTV6と乗り継ぐことになりました。
しかし当時のアルファロメオを維持するのは、今と比べ圧倒的に情報量が足りませんでした。
錆びる、壊れる、部品がない、という三重苦に苛まれ、それでも若い情熱はその苦難に立ち向かうことが出来ました。
専門店はどこも車オタクのようなアルファロメオフリークのお客さんばかり。
GTV6をもらい事故で処分した時には暫くアルファロメオから離れようと決心しました。

その後50歳を過ぎてひょんなことから出会ったアルファロメオ156。GTV6から実に20年の歳月が流れていました。
焼けぼっくいに火がつく、ということなのでしょう。
前輪駆動でフィアット製のアルファなんて・・と思っていましたが、これがなんともアルファロメオの血をきちんと受け継いでくれていました。
不具合ももちろん多いのですが、若いころとは異なり情熱で立ち向かうのではなく愛情で対峙できる自分になっていました。

丸善でアルファロメオに出会って40年以上過ぎた今、新旧のアルファロメオを題材にライトノベルでも書ければいいなと思っています。

扉の向こう

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AlfaRomeo Giulietta Sprint Veroce

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