サスペンス系目指してます。ふわふわしたのが好きです。
煌々たる星空は闇夜を赤黒く染め上げている。
場所は京都。洛中洛外図屏風にも描かれた、その絢爛たる様相は既に存在しない。
荒れ果て、放棄された屋敷の内部。その闇に佇む星達が四つあった。
「豪嵐丸が殺られたようだな。」
磯小路彩風が呟いた。この男、忍者装束に頭巾を被っているにも関わらず、それでいてなおはっきりと美丈夫であると察せられる程の美貌を称えていた。彼はいかなる印を結んでいるのか、右手を顔面に押し当て、己の左目を塞いでいた。
「まさかっ!!あの豪嵐丸が殺られたというのか!!」
叫んだのは三刃笠旋風である。彼の名前はさんばがさ・せんぷうと読む。
「ああ、右肩から袈裟斬りでバッサリだ。」
磯小路はまるで自分が今見てるかのように答えた。
「くくく、奴は我々の中で最強。」
妙然寺大風である。
「もはや我らにうつ手はない。」
下条東風である。
「お前ら何やってんだ。」
警察が入ってきた。
「やべっ見つかった。」
「ここ数日出没してた不審者は貴様らか。ここは空き家とはいえれっきとした所有者のいる土地だよ。わかってるのかな?ちょっと署までご同行願おうか。」
変態達は逮捕された。そう時はまさに平成。
ダークファンタジーです。一部不適切な描写、表現があります。 ディストピア物でもあるので、興味を持たれたらぜひ
青春ホラーパニックです。いわゆる脱出系のお話に近いかもです。 内容はややコメディタッチになっています。 よくあるボーイミーツガールを書きました。ガールの方がややミステリアスであまり現実味が無いので、そういうのが苦手な方は注意してください。