岬 良平

北海道夕張に生まれ、電工として勤務するかたわら夕炭労文学サークル『郡鴉』参加。夕張を離れ転職移住の後、ゆうばり物語全5部執筆。

一九二九 北海道夕張に生まれる
一八四四 北炭夕張第一砿機電に電工として勤務
一九四八 この頃からアマチュア演劇活動に参加。続いて夕炭労文学サークル『群鴉』に参加、創作や戯曲を発表する
一九六三 夕張を離れ神奈川県に転職移住
一九九六 『ゆうばり物語』第一部、第二部発刊
一九九八 『ゆうばり物語』第三部、第四部発刊
二〇〇〇 『ゆうばり物語』第五部発刊
二〇〇二 同復刻版発刊(夕張市郷愁の丘ミュージアム叢書)
二〇〇五 エッセイ集『ぐずらべえのつぶやき』発刊
二〇一〇 永眠(享年八〇歳)

ゆうばり物語 第一部

ゆうばり物語 第一部

炭砿を題材にした小説やドキュメンタリーは多々ありますが、戦前、明治〜昭和初期にかけての坑夫の物語は極めて少なく、著者は子供の頃見聞きした坑夫たちの生活や、お年寄りから聞かされた古い因習をからめた逸話、労働運動の開拓者たちの生き様など、自分の頭の中に残っている生々しい記録をなんとか小説という形で残したいと考えていました。在職中から膨大な量の資料を集め、定年後10年かけて全五巻もの長編小説を書き上げました。刊行の10年後に著者は病没しましたが、夕張の歴史遺産の一つとして、多くの方に読んでいただければ幸いです。

  • 小説
  • 長編
  • 時代・歴史
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ゆうばり物語 第二部

ゆうばり物語 第二部

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