徒然な時間にホッとするようなもの欲しくないですか? ihatov88@gmail.com
主に現代の物語を書いています。ここを通して様々な方と交流できたらいいなと思っています。
拙い文章ではありますが、読んでくれたら嬉しいです。何でも構いませんので、感想などいただけたらなお嬉しいです。よろしくお願いいたします。
動物園の中にある小さな遊園地、そこには観覧車がある。それに乗ると迷いが解けたり、何かを思い出したりすることがある。昭和後期、私は土曜の仕事を終えて、今日三歳の誕生日を迎えた娘を連れて観覧車に乗った――。
何をしても上手く行かない時があるよね。みんな一緒さ、でもね、そんな時にしか見えないものだってあるんだ――。 医師になることを夢見て、その夢を実現するまで戻らないと言って東京の医学部に進学した篤信は、自分の道を見失い、卒業を前にして実家のある神戸に戻ってき来た。そこで同じように上手く行かない日々を過ごす幼馴染みの朱音と弟の陽人、妹の悠里たち3きょうだいと接していく中で、それでも前向きに自分を取り戻そうと思うようになる、悩める若者の心の成長を綴った物語です。