文章とは、言葉よりも影響力 のあるものだろう。
自称フリーライターです。
社会で生きていく知恵を育んでいる最中ですが、隙を見ては読書や執筆に日々を費やしております。
力試しに小説を書いていきます。
読者の意見は力と知識、なによりも僕の宝になるに違いありません。
気軽に、暇つぶしに、たまに本気で読んでいってください。
それでは、どうぞ。
主人公、十倍陽(とべ あきら)は兄のスペースシャトル事故を目の当たりにして以来、宇宙への憧れを捨ててしまう。 陽の住む同じマンションで偶然にも出会った盲目の女性、水鳥川栞(みどりかわ しおり)をきっかけに、陽は兄の背中を見つめ直そうとしていた。 しかし思うように心理は働かず、悩みあぐねている最中に栞の開眼手術の話を聞いてしまう。 彼女が不安の種を撒き散らしたことで、陽は自分が追うべき夢ともう一度向き合おうと決心するのだった。
フリーライターの男は仕事で福岡を訪れる。 満員電車の地下鉄から降りると、降車に手間取る女性を助けてあげることに。 礼を言う小柄で美しい彼女に、男は心惹かれていく。 仕事を片付け、福岡の街を散策し終えて乗車した地下鉄で、男は運命の再開を果たすのだった――