夏は暑いです。冬は寒いです。
日本最後の秘境の出身。 夏は酷暑、冬は寒風が吹き抜ける、冷暖房完備の地。 温泉がわりと有名。 温泉旅館で湯守や営繕の仕事をしてる。 使えない知識にまみれた毎日。 何気ない文章の中に真実を織り混ぜるのに命をかけている。 誰も信じない最終学歴は東北大学大学院。
クラスの出し物からのサボりを決め込んだ朱夏に現れる妄想の数々。 今日と変わらない明日を望む彼女の前に横たわる文化祭という名の非日常世界。 自称【どこにでもいる女子高生】龍蔵寺朱夏が語る県立東雲高校の文化祭とは… 何気ない時間の流れの中で気づくのは青春の煌めきか、それとも戻らない日々の輝きか。
御古都(みこと)の瑞々しくも切ない再生の物語。雪散る仙台を背景に淡々と綴られる。 八木山動物公園駅の改札を憂鬱な顔で通り抜けるひとりの女子高生がいた。名前は修明御古都。 真新しい駅舎も、美しい街並みも、櫻で埋め尽くされた学校も、御古都にはモノクロのフィルターがかかったように灰色にしか見えない。 吹奏楽部でクラリネットを担当する、明るく軽やかな亜里沙。親戚の神社を手伝う、引っ込み思案で大人しい優子。 そんな二人に囲まれる日常の中で、御古都の世界は少しずつ色を取り戻していく…
文乃、はるか、美古都、美帆。4人の少女たちが語るそれぞれの恋の物語。雨音がささやく中で、見つめあうのは…切なさに胸を締め付けられるのは、きっとあなただけじゃない。