周りをも巻き込みながら早死にしてしまう家系の画家の主人公が一人の女と出会い、同棲を始めるが、心を開かずにいる。 迫り来る死と争いながら描き続け、最後の作品にとりかかろうとするとき・・・。 作品を通して、既に定められた宿命と思われるものを己の一部だと受け入れた上でどう向き合い、どう抗い生きてゆくか、死にゆくか。 そしてそこに密着している愛について、考えるきっかけになってもらえたらと書きました。