海外のミステリ、ホラー等を紹介しています
欧米のミステリやパルプ小説、ホラーやスリラーで気に入ったものを翻訳しています。Project Gutenberg には無料の翻訳を出しています。(マリー・ベロック・ローンズ「下宿人」、エドワード・フィリップス・オッペンハイム「入れかわった男」、ジョン・ミード・フォークナー「雲形紋章」、エルマー・ライス「裁判」など)またPubooでは長篇翻訳の販売もしています。(マーク・フィリップス「女王陛下のFBI」)すべて私が「これはいい」と思った作品ばかりです。無料の本をお読みになって趣味が一致していそうでしたら、有料の本もどうかぜひお求めください。また、新日本出版社からベルタ・フォン・ズットナー「武器を捨てよ!」が出ています。ズットナー研究会の訳ですが、わたしも一部翻訳のお手伝いをしています。戦争の悲惨さを訴えた迫力のある作品です。
火星の軌道に突然あらわれた巨大な宇宙船。管制局になんの連絡も入れてこないこの船は、どうやら無人のまま飛んできたらしい。この宇宙船の謎を探るべく、関税捜査支部はウォーリックら三名を調査におもむかせた。不気味なサスペンスが横溢するホラーの短編。
億万長者の娘を守れ! 笑いを誘いつつも、いざという時はタフガイになる探偵ドウンが、吹雪の山の中で痛快な活劇を見せる。パルプ作家ノーバート・ディヴィスの傑作短編。
「また火星に行きましょうね」とアリスは死の床で夫のメルに言った。しかしメルもアリスも火星に行ったことなどなかった。しかも死体を解剖した医者は、アリスが人間ではなかったことを彼に告げるのだった。謎を解く鍵は火星にある。メルは火星へ行く宇宙船に潜入した。記憶を主題にしたSFならではのサスペンス。
第一次世界大戦が始まる直前、ロンドンを旅行していたアメリカ人ジェフリー・ウエストは同国人の若い女性に一目惚れ。ところがそのとたんに彼は殺人事件に巻き込まれる! 二転三転する推理が黄金期の作品にふさわしい、見事なロマンチック・サスペンス。