「また火星に行きましょうね」とアリスは死の床で夫のメルに言った。しかしメルもアリスも火星に行ったことなどなかった。しかも死体を解剖した医者は、アリスが人間ではなかったことを彼に告げるのだった。謎を解く鍵は火星にある。メルは火星へ行く宇宙船に潜入した。記憶を主題にしたSFならではのサスペンス。
火星の軌道に突然あらわれた巨大な宇宙船。管制局になんの連絡も入れてこないこの船は、どうやら無人のまま飛んできたらしい。この宇宙船の謎を探るべく、関税捜査支部はウォーリックら三名を調査におもむかせた。不気味なサスペンスが横溢するホラーの短編。
“大地には罪人の魂がさまよう” 学園生活にも少し慣れてきた光は初めての友達と図書館に訪れた。 そこで見つけた1冊の本により物語は始まってしまった。 罪人の罪が許されることは永遠にない。
“新しい生活にはもう慣れた?” 見事に最高成績で入学を果たした光。新たなスタートを幸先よく切った。 そこで出会う人物とは・・・・? そして伝説の歩く図書館とは何なのか。 それは悲しくもないような戦の物語だった。
“さぁここであなたの役割を見つけなさい” リリースに連れて行ってもらった養成所、通称エンジェルアッパーは天界と対になる魔界からくる悪魔を退治するための人材を育てる場所。 そこでの光の運命は… もう退屈だったあの日には戻れない。
「はっ……?天界??何それ」 光が目を覚ました場所は空のどこかにある天界だった。 ここに来たことで彼女は狂わされていく…。 “あなたの人生おもしろくしてあげる” それは見えない悪魔に誘惑されていた。
――人間は生まれながらにして十二支の血族の力を持っている―― そんな世界で生きる、特に血族の力の強い人たちの忙しい日常のお話。