百合小説。 友情はいつしか恋になる。 不完全なラ・カンパネラが至高の音になるまでのお話。 高峰まどかはクラシック喫茶で瀬央美月に出会う。 美月は超絶技巧で有名な難曲ラ・カンパネラを独学で弾けるという。 しかし、彼女はメロディに感情が伴わず何を弾いても無機質な曲。 対して、まどかは情感豊かにピアノを弾くことができるが、技術が伴わずピアノの道を絶っていたのだ。 というのも、まどかは憧れのラ・カンパネラを弾きたいがために無理な練習を繰り返し、手を故障してしまっていた。彼女はもって三分程度しかピアノを弾けない。 2人は完全なラ・カンパネラを弾けるように一緒に練習を始めるが・・・。 まどかは過去を振り切りピアノに再び向き合えるのか。 美月は誰かを想って感情をピアノに乗せられるのか。 少女たちの青春と恋の物語。
ドンペリの泡よ消えないでシリーズ 「ドンペリの泡よ消えないで」のユキミとナオトの10年後の話 上演時間 約35分
アレックスに触れられるたびに私の心は乱れていく…。魔性の美しさを誇る”ホーク”はきっと私を手に入れたら最後、離れていくに違いない…。だって私は娼婦だから…。どんなに想っていても混血の私が英国貴族のましてや公爵夫人になどなれるわけがない…。
世界で唯一の愛は、決してこの世では手に入れられないもの…。 たとえそうだとしても…わたしはあなたから目を離すことは出来ない…。たとえそのためにあなたと闘うことになったとしても、わたしは決して後悔はしないから…。