心の中にイエス・キリストを住まわせている高校三年生の「はるか」。たった八人しか部員がいない小さな吹奏楽部で部長をしている。はるかはクラリネットという楽器を演奏している。まっすぐで、しなやかで、とても美しいこの楽器を愛しているはるかは、ある日、後輩からCDを借りて、その中に収録されている曲に魅了されるのだが……。
49枚。修正20220315。バンパイアの女と人間の男の悲しい物語。――最後に、男は自らの心臓をつらぬいた。
36枚。修正20220313。放課後の美術室。ある日、女生徒がわたしを描いてほしいと言って、セーラー服を脱ぎはじめた。――彼女が最後に残した、『わたしは、幸せだった』の言葉が、今も忘れられない。
さり気ない優しさ。あからさまな皮肉。 そして愛。 そんな要素がたっぷり詰まったケイとヒナタの或る夜の出来事。 ※ 本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります。 ※腐向け要素,独自設定あり。
2011年。冬休みに一時帰国した音楽院生・蘭は24歳のクリスマスに実家の引き出しから携帯電話を見つける。 高校入学の記念に買ってもらった初めての携帯電話。その中には高校時代にお遊びで作曲した「無題」が残っていた。 ありがちだが耳触りのいい変ロ長調に含まれる暖かさに、懐かしい記憶が甦る。 平成~令和を音楽と共に駆け抜ける蘭。そして、彼女を取り巻く者達の群像劇。
「嘆く独身者倶楽部」という、報われない片想い中の有閑紳士倶楽部での日常を書いています。20世紀初頭の雰囲気で、ドタバタと楽しくできればと思って書いていた気がします。片思いの楽しさと、愛するって何だろうとか。詩、哲学、古典的心理学やら神秘主義やらに関心があったので、そんな雰囲気もちょっと入っていますが、細かい点はスルーして喜劇的に楽しんでいただければと思います。 ※他からこっちに引っ越しました
結婚報告を兼ね、地元に帰ってきた沙也。丁度その日は、夏祭りの日であった。沙也は夫と二人夏祭りに出かけたが、つい逸れてしまう。仕方がないので、1人でも花火を見ようと懐かしの場所を訪れると、そこには、よく知っている彼がいた。
召喚獣×特殊感覚ファンタジー❖Cry/シリーズA・C1❖ 隠れ里から新たな義手を探しに旅に出る彼は、不思議な少年と「彼女」に出会った。次々と巻き込まれる外界の騒乱の中、彼だけが持つ「心眼」が視たものは―― image song:パレード/butterfly by BUMP OF CHICKEN