小さな池で、子供のカエルたちが遊んでいた。 そこに、突然、一匹のオオカミがやって来た。うんとお腹が減っていれば小さなカエルたちだって狙われたかもしれない。だが、オオカミは喉が渇いていただけのようだ。ガブガブと水を飲み終わると…
空に浮かぶ学術機関。 遠くに遠くに進む推進力には限りがない。 ルナ、六歳の少女もきっと同じ。 だけど、見下ろすと地球という青白く光る球体がある。 ――その日、ルナは天才科学者、南原秋蔵と出会うのだった。
ある日突然、特殊な能力が開花することがある。ほとんどの場合は子供の頃の話で、急にすごい絵を描いたり、円周率を何十桁も暗記したり、といったことだ。大人になればそんなことはないだろうと、ヒロシは思っていた。 あの日までは…
「あの日の約束は、もう捨てます」 連作短篇集の第一部作です! 中学校最後の年に紡いだ、ちっぽけでかけがえのない青春物語。 今ここに、開幕します!
時は今から50年後の2065年の日本を舞台にテロや戦争に溢れかえる世界の中でそれに対抗する組織『新選組(イクスターミナーション)』が構成される中、1人の少女・大鳥母禮が入隊。時代の流れを変えるべく『新選組』へ入隊した兄を探し追いに来たが不在の為、兄の大鳥敬禮を探すべく土方らに同行される 。そこで得た意外な情報が下で、彼女は一気に歴史の渦へと巻き込まれていく。真実か嘘か?全ては自身の手で掴み取れ