いじめられる有子といじめる虐子が異次元の鏡によってへ謎の世界に飛ばされる。そこは有子と虐子の立場が逆転した世界で、いじめている有子といじめられている虐子になった。有子にとってその世界は都合が良かったけど、同時に居心地の悪さを感じる。あまりにも上手く行き過ぎて気持ちが悪かった、みたいな感じです。 内容は説教臭い話だと思います。
後藤夫妻が寝室を別にしたのは、夫婦仲が悪くなったからではない。一番の理由は、夫である信一郎のイビキである。妻の博子も長年我慢してきたのだが、ベッドを買い替えるため、部屋の模様替えを二人で相談するうちに、自然にそういう流れになった。 夫妻が...
Livedoorブログ主催「ライトなラノベコンテスト」参加作品「元キャナリーゼゆり子の豊洲にいた時日記」の中に書いたショートストーリーです。参加作品自体は、一心不乱という言葉通り、あれもこれも赤裸々に書いたものですが、そんな中でふとある方との会話の中で閃いたテーマをこれまた一心不乱に書きました。舞台は100年後の豊洲、少子化の煽りで介護者の手が足りないお年寄りばかりの街は、介護や家事代行をするヒューマノイドロボットで溢れていました。そんな街の大きな総合病院に入院している、ひとりの老人とロボットの物語です。
その男が村に来た日は、ちょうど収穫の祭りの日だった。村の中央にある広場には、たくさんの人が集まっていた。広場のそこかしこで、芸人たちが歌ったり踊ったり大道芸をしたり、持ち芸を披露している。人気のある芸人のところには、すでに人だかりが…