僕らの世界

僕らの世界

大好きなメンバー、大好きな仲間。。


僕らはまだまだ前へ向かっていく。。


留まる事を知らず五人ずっと一緒でこのまま駆け抜けていく。



その間に何が起ころうとも・・・・・




智「僕らはずっと一緒だよ?――――――」







―――――――――――――――――――。



潤「――今日からツアー初日・・・



――――行くぞっっっ!!!!!!!」


メンバー・ジュニア「おぉぉぉぉぉ!!!!」



僕らはこれから年に一度の一番楽しみなツアーの初日。



皆、この日を迎える前ドキドキしてた。


こういうのは15年経っても変わらずずっとドキドキする。


今は嬉しいことに僕らのコンサートはチケットが取りにくくなってる。



けどそんな僕らでも昔は全然売れなかった時代もある。


ここまで色々あった・・・・けど15年間、五人でやってきたことに誇りを感じている。


16年に入ってもそれは変わらない。



『この五人でよかった』


心からそう願う。


今もずっとこれからもずっとこの五人でいくよ、居るよ。。。




会場の裏で五人、手を合わせた。


そしてお互いお互いを見つめあい笑った。


「よし、今日からまたよろしくな」と松潤が言うと
僕らはこくんと頷いた。



するとここで固くなってる空気がいつもの空気になる。


翔「相葉さん、くれぐれも間違えないでくださいよ?」と隣に居る相葉にニヤッと笑い顔を覗きこむように見た。



雅「・・・・ふふふ、ばっちりだよ♪」
櫻井の目を見て軽やかな笑顔を浮かべる。



翔「ほんとかよっ・・・・(笑)」



二人のやり取りに他も笑顔になる。




五人は位置に付き、開演を待つ。



幕の向こうには割れんばかりの歓声が今か今かと五人を待ちわびる。




・・・そして幕が開く・・・・・・・・


開くとファンの大歓声が飛ぶ。



『ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』



その声に五人はさらにヒートアップし、最後まで突っ走った。。。。。。



最後の曲を歌い終わり五人はセンターステージへ。。


そして横一列、手を握り合い、松本が言った。。。。。




潤「俺らの名前は何だ?」




『――嵐ーーーー!!!!!』



僕らは嵐を誇りに思っている。



ずっと大好きな皆とこれからもやっていくって心からそう刻んだ。


嵐が大好きだ。



ずっとずっと・・・・・・・・・・・・・・・

僕らの世界     #1



ツアー初日が大成功に終わった・・・・。



皆、汗だくになって楽屋に帰った。


翔「あっちぃ~~」



雅「あちぃ~~シャワー浴びにいこ~っと!」


各自自由に過ごしていた。


嵐の楽屋に1人の男性がドアをノックする。


【コンコン・・】



翔「はぁ~いどうぞ~~・・・」



そう櫻井がドアを開けようとドアノブに手を掛けたときすぐドアが開いた。



「―――皆さんお疲れ様ですっ」

翔「――おぉ!?」

入ってきたのはマネージャーの佐藤だった。


入ってきた瞬間櫻井とぶつかりそうになったため
二人は一瞬びくっとして固まった。



翔「・・・びっくりした~~、お疲れです。」


佐藤「皆さん、ゆっくりしてること申し訳ないですが


あと30分で出ないといけないのでご支度よろしくお願いします」


翔「あ~もう現実か~~~」


溜め息付きながら服を着替えだす櫻井。


その後ろで大野にちょっかい出す二宮の姿。


佐藤「す、すいません・・お取込み中申し訳ないです・・」



和「そうだぞ、お取込み中だぞっなっ」智「(ちょっかいだされながらもにこやかに頷く)」


翔「そっちもお取込み中だったのね・・(笑)」



そんな三人をよそにすでに着替え終了していた松本。



和「J、(着替え)はえーなー」


潤「・・・・」


和「あ、もう構成の事思い浮かんでるよ・・」


翔「松潤は真面目だからな、」


和「そうそう・・リーダー、Jにちょっかい出しちゃダメですよっ」


とにやっとしながら無茶ブリする二宮にチラッと松本を見て
大袈裟に怯えだす大野。

目がキョロキョロしている。



そこにシャワーを浴びに行った相葉が戻ってきた。


雅「ふぅ~~~」



佐藤「あ、相葉さんも支度してね」



雅「はぁ~~い」





――――――――そして、ドームを後にした五人はそれぞれ明日に向けてそれぞれの自宅へ送ってもらった。




疲れ切った体は家に帰った瞬間力が抜ける様にベットに直行する大野。



智「ふい~~~・・・疲れたっ」



でも楽しかった。



明日もコンサート・・・



僕は幸せだぁ・・・・・・・・・・・・・・・・


そう今ある幸せを噛み締めてすぐ寝落ちした。



そんな幸せな大野は夢を見た。



――――・・・・


夢の中では真っ白な空間の中にいた大野。
その数秒後、パッと画面が変わり、自分の家になった。
リビングにいた大野はソファに寛ぎテレビを見ていた。


そんなときリビングのドアからでっかい虫が入ってきた。
大野は慌てて追い出そうとするも出て行こうとせず場面は嵐の楽屋に。


そこにはメンバーがいて
何気ない時を過ごしている。

すると窓からまたでっかい虫が飛び込んで来て
メンバー皆慌てふためく。
攻撃しても効かず、


相葉がでっかい虫に襲い掛かる・・・・が、
相葉がまるまるそのでっかい虫に飲み込まれてしまった。
それから次々とメンバーが飲み込まれ、

ついに自分一人になった・・・・



後ずさりして手元に置いてあった缶を投げるが効く様子もなく。
どんどん近づいてきてぐわーーと大きい口を開けた。


僕は飲み込まれる寸前で目を覚ました。



(・・・・)


・・・今の、変な夢・・・



何だかリアルなようなリアルじゃないような・・・・・



ゴシゴシ目を擦る大野。



ちょっとなんか気持ち悪い・・・・と、胸を摩る。



けどそんなことより眠気が襲ってきてふわ・・と欠伸をして再びをベットに横になった・・・




――その後は朝までぐっすり眠ることが出来た。。

僕らの世界   #2

智「・・・・んん」



昨夜見た夢の事はすっかり忘れてしまっていた大野、ぼーと目を擦る視界にチカチカ携帯の光が見える。


開けてみると朝早く佐藤から『今日は11時半会場入りですので早めに準備しといてくださいね』とメールが来ていた。


そのメールを見てぼーとした頭でゆっくり腰を上げ寝室を出た。


「ふわぁ・・・」と大きい欠伸をしてソファに腰かけぼーとしていたらいつの間にか眠ってしまった。


―――・・・「―さんっ・・・――のさんっ!」


大野の肩を思いっきり揺さぶる一人の影。


薄っすら目を開けると佐藤が部屋まで入ってきて起こしに来た。


智「・・・んっ・・おはよっ」


そう言うと呆れ笑いをしながら大野を見下ろし言った。


佐藤「・・メール見ました?・・って見たけど眠っちゃったてことですかね・・」


ふわとまた大きい欠伸をして頷く。


「じゃあ早く準備して出発しますよっ、」と言い残し家を出た。


―――そしてようやくマネージャーの車へと乗り込み会場へ出発する。



少しづつ眠気が冴えてきて佐藤に話を掛ける。


智「ねぇ・・皆はお仕事して来るの?」


佐藤「相葉さんだけ仕事してから来ます。」と運転中、前を見ながら言った。


そっか・・・相葉ちゃん大変だなぁ・・



その30分後、会場に着き車から降りる寸前、
運転席から佐藤が話しかける。


佐藤「あ、すいませんっこの後相葉さん迎えに行くんで先行ってて貰えます?」


智「は~い」と返事をしてバタンとドアを閉める。


そして佐藤は車を出した。




会場入りした大野は関係者ルートで楽屋へ向かい、楽屋へ入ると
松本櫻井が先にきていた。


二人は大野に気付き「おはよ~」と言うと「おはよっ・・」と眠そうな声で言う大野。


翔「まだ眠いんですか?大野さん。


 車で寝てました?」


智「い~や?車では寝てないよ~」


潤「そういや~佐藤さんは?」


智「・・・・相葉ちゃんを迎えに行った。」



翔「相葉ちゃん、仕事かぁ~大変だな~~」


そう櫻井が話してる最中、二宮が入ってきた。


智「あ、ニノおはよ・・・今来たの?」


大野は二宮に近づく。


和「トイレ行ってた・・」とドンとワザと大野の肩にぶつかる。


大野はワザとらしく痛がった。


和「・・嘘つくなよ~そんな強く当たってないだろ~」


智「肩が・・・肩が・・・・」


二人のおふざけに口元を隠し笑ってる櫻井がいた。




数十分後、遅れて相葉がやってきた。


雅「・・・おはよぉ~~!」


翔「おぅ!お疲れ!」


ソファに座って顔だけ後ろ振り向きながら手をヒラヒラ振った。


ふぅと鞄をソファの椅子に乗せ、一息つく相葉。


智「大変だったね~~おつかれ~~」


雅「うんありがとっ・・もうリハ終わった?」


智「ん~ん、まだだよっ」


雅「――じゃっその前にシャワー浴びちゃお!」


上着を脱いでシャワー室へ直行する相葉にすかさず突っ込む二宮が言った。



和「――おい、もう入るのかよっ」


翔「――くははっ(笑)」



嵐の楽屋に櫻井の笑いが響く。


―――時間が1時になり五人はお腹を満たしリハーサルを開始した。



真剣にリハをやってる最中スタッフが舞台に上がってきた。



なんだなんだ?と皆一斉に注目する。



そのスタッフは僕らにこう言った。



「――皆さん、佐藤さん見かけませんでしたか?見当たらないんですよ。」



「佐藤さん?」と五人はキョロキョロ見渡す。



「トイレとかじゃないの?」と相葉が言うとスタッフは首を振って「居ないです」と言い、
その場の空気が一変した。



翔「俺ら見かけなかったけど・・・」


雅「どうしたんだろう・・・シャワーでも浴びに行ったんじゃない?」


和「お前じゃないんだからんなわけねーだろっ」



佐藤さんの行方が分からずリハが止められた状態になった。
そこに別のスタッフがやってきて言った。


「佐藤さんは僕らで探しますので皆さんはリハを再開させてください。」


と言うと、


雅「いやいやそんなわけにはいかないでしょ・・


―――俺も探すよ!」とマイクをポケットに入れ、走り出そうとしたとき「ちょっとまって!」と松本が止めた。



相葉は急に止まり松本の方を振り向いた。



潤「すいません、じゃあお願いします。


・・・相葉さん、ここはスタッフの皆さんに託そう


俺らはこれからライブなんだから・・・」


と相葉を促す。


雅「・・・・・そうだけど」



相葉も仕方がなく松本の言葉を呑んだ。


五人はまたリハーサルを再開させ、スタッフ達は佐藤さんを探しに行った。



だが、この出来事が幸せな空気から邪悪な空気へと変わっていくことに・・・・・。。。。

僕らの世界

僕らの世界

こんにちは、初めて書かさせて頂きます くれぐれも優しくよろしくお願いします。 嵐ファン大歓迎、ファンじゃない方も歓迎です。 見てくれたら嬉しいです。

  • 小説
  • 短編
  • サスペンス
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-08-16

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  1. 大好きなメンバー、大好きな仲間。。
  2. 僕らの世界     #1
  3. 僕らの世界   #2