気怠く着崩した学ランと明るく染めた髪の毛、上履きの踵は履きつぶすイツキの最大にして最高の秘密は ”歯がゆく甘酸っぱい物語を書いている ”事だった。 誰にも知られる訳にはいかないはずのそれが、うっかり教室に原稿用紙を置き忘れクラスメイトのミコトに読まれてしまう。 ”感想お願いします ”とだけ書かれたそれに目を輝かせ読み耽るミコトはまさか作者がイツキだなんて思うはずもなく。 いつしかふたりで顔を並べて恋物語を読み進めるうちに、イツキは初めて物語ではない本物の ”恋 ”を知るが・・・。 ≪全67話 完結≫
新撰組に入隊することで、亡き兄の思いを継ごうと奮闘する一人の少女の物語。仲間との絆、時代に翻弄され、女である自分という存在を見つめていく主人公。 青春の全てを剣に捧げ、自分の生きがいを見つけていくまでの生涯を描いていきます。新撰組にくわしくない方でも楽しめる、恋愛あり、三角関係ありの外伝です。 もちろん、新撰組の皆さんも登場します。
初めまして、暇つぶしで小説を書いていきます。あまり長くはない話ですので気軽にどうぞ。1日1話という形で書かせて頂きます。仕事で夜しか時間がないので、あまり長くは書けませんご了承下さい。
辺境の村ウェシュニップへついたのは、なにもかもが闇に包まれた真夜中だった。小学5年生~中学1年生までを対象年齢と想定して創った作品なので漢字が少なめ、セリフ多めです。
久々に再開された有人月面探査は、主要国の共同事業となった。宇宙開発のコストが、一国の経済力では賄いきれない時代になったためである。各国間での軋轢も多かったが、予算に余裕があるおかげで月面車を3台持って行くことができ、今までにない綿密な調査が......
ここは「ユーバーシュヴェンメン宙域」、最上級のバカ共が群がる無法の宙。政府は恐怖し、何もできない。付いた異名は宇宙の火薬庫。 公僕は頼りにならない。ならば無法には、同じく無法で対処するしかないだろう。悪と戦う荒くれ者こそ、冒険家。 火薬庫に生きる一人の男、彼もまた荒くれ者、その名をライオといった。彼の周囲は、導火線だらけ。 さあ、こんな辺鄙な星に流れ着いてしまった不幸な諸君よ、ライオの奏でる危険なバディヌリーで暇を潰してもらおうか。
相方を亡くしたお笑い芸人の喪失と再生の物語。一 いたよ・いないよ登場
「好きだけど、近づけない」「わかってるから、好きになりたくない」 遠回りする本当の「好き」 大学2年の霧崎詩織と紀多蓮のそれぞれの出会いと別れが2人を翻弄する。 日記の穴に隠されている孤独に気付いたとき、好きな気持ちが手を差し出させる。 2人の日記から全てを汲み取っていく現代的日記型小説。