旅行一日目が終わった要と彩は、 完全に「断絶された世界」に入ってしまう。 そこは、空想が空想の中で具現化しやすい、 脱出不可能という状況。 要は、疑心暗鬼へと陥っていく。
1つの世界に囚われると、 全てを見失ってしまい、 やがて、 自分以外の全てが壊れだすように見える。 本当は、自分だっていうのに。
どうして来てくれなかったの? 私はずっと待ってたのに。 ………何かいってよ。 …ねぇ、そんなに痛いの?
閉鎖された空間。 そこは、世界が断絶されている。 ここは、世界が断絶された場所。 世界には、必ず何かが支配している。 例えば、神。 神は僕達の運命を司っている。 この世界の支配者は……誰だ!!?
ラジオも有線ラジオも切れた。 テレビはつかない。 外は吹雪で出られない。 これは、その空間に新しい「世界」が生まれたことになります。 関係のない人達の目がない世界で起こる惨劇を、 外の世界は感知出来ません。 この世界では、何があってもおかしくないのです。
狂ってるやつは、 自分が狂ってるって気がつかないんだよ。 僕は狂ってるって言った人は、狂ってないよ。 狂ってるって知ってるじゃない。
隠し事なんてしてないよね? ………………信じてるから。 隠し事なんてされないよね? ………………信じてるから。 隠し事なんて出来ないよね? ……………ずっと後ろにいたから。
俺には、3つ上の兄貴がいる。でも、その姿はまだ見た事が無い。 後味の悪いシリーズを最近書いていないなと思い、新しい話を考えてみました。今作の登場人物のような経験は全くしたことが無いのでリアリティに欠けます。
二〇一〇年八月一〇日、死刑囚内藤ホライゾンが自殺した。 自殺に疑問を抱く刑事、内藤と縁のある青年、そして記憶を失った探偵。 三人の捜査が絡み合い、内藤の死の真相に迫る。
「心が見える眼」を持つ少年、榊 斎人(ときわぎ さいと)。人生に絶望し人間不信に陥った彼は、星野 閃斗(ほしの せんと)との出会いをきっかけに、立ち直っていく。一方、巷では傷害殺人事件が多発していて……?
"幻想は人を狂わせる"。この世が悪意に満ちたものだと疑わぬ少女、坂下夕莉は人知れず化け物――『幻想人』との戦いに身をおいていた。かつての偶然により生まれた産物を、少女はただ正義のために次々と殺していく。だが少女は気付いていなかった。その目的の果てにあるものが、必ずしも自らにとって幸福な結末ではないことを……。(作風濃い目です)
あの食品レビューの雄、ヨシダノリマサが世界を救う! 突如、勃発した世界戦争にやつが挑む! 究極のバトルアクション!
『だけど、私の人生は続いている、人知れず続いているんだよ。端から見れば、既に終わったも同然な人生を、私にとってだけ終わらず、終わらす事もできず、ただ、ダラダラと時間が流れている、無闇に恐怖や不安が続いている』
平板な自分の心からくる、日常への強い退屈に苦しむある男。 そんな彼を救ったのは、家族への深い愛情でした。 ・・・・・・というお話です。 ※この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。 ※一部に不快を催す表現が含まれている可能性があります。
幼い頃に家族と生き別れた少年は、 理由の分からないあせりから、長年世話になった 孤児院を出ることを決意する。 ひとりで生きるために仕事を探し、部屋を借り、 そして始まる、平凡だが気ままな生活。 生活の大部分を占める職場での時間。 それに慣れ始めた頃、少年は小さな違和感に気がつく。 静かな暮らしを願う少年にとって、それは果たして どういった意味を持つこととなるのか・・・・・・。