遺伝子異常により愛情を受けると染色体を壊す青い光を放出する。愛とは逆の感情を押し付けられると自分の染色体が気づついてしまう悲しい少女の物語。医者の御門は少女を生んだ母親をひそかに研究する。 もう一人の医師、斎藤は過酷な環境下でも染色体が破壊されない人類への期待を膨らませ研究を重ねる。染色体が崩壊しないとは放射線に耐性のある人間である。現人類を滅ぼし、私たちの文明を受け継ぎ繁栄させる事を望む。 ※この作品はフィクションです。実際の人物、団体とは一切関係ありません。
高校一年の九 夜真十(いちじく やまと)は、ある日、親友と共に山へ幽霊探しに出かける事となった。 しかし、彼らが遭遇したのは幽霊などではなく、遠い空の彼方から飛来してきた一人の少女だった。 少女は、未知との遭遇で腰を抜かした夜真十の上に股がると、突然彼にキスをした。 その結果、とんでもない出来事が夜真十の身にふりかかる。 これは宇宙人の女の子と、地球人の男の子とのラブストーリーを描いた作品です。
無人戦闘機を繰る人工知能(A.I)の空戦記。高度な自我を持つこれらの人工知能には、あらゆる種類が存在する。 彼らは闘うことによってのみ、己と、そして相手とを知っていく。 「小説家になろう」にも同内容の小説を投稿しています。 (※章ごとに独立した短編としてお読みいただけます。 内容にはある程度の関連がありますが、必ずしも連続した物語というものではありません。)
正式サービス開始から二年経過してもなお、その人気は留まる事をしらないそのゲームの名は《セカンド・ストーリー・オンライン》という。レベル差がありながらも、スキル構成次第で格上プレイヤーに勝てるという、そんなロマン溢れるゲームが話題を呼び、ゲーマーから、普段はゲームなどしない者達の興味まで搔っ攫っていった。そしてやっとの思いで手に入れた中3の少女がダイブインする時、また新たなストーリーが幕を開けようとしていた。
親子二代にわたるリニアモーターカー開発技術者の生涯を綴った小説の第一巻目(黎明期)。リニアモーターカーの開発の歴史は五十六年にわたるので六巻以上の小説になる予定。浮橋研正が昭和三十七年に入社し鉄道技術研究所に配属される。超電導磁気浮上式リニアモーターカーの開発に強い関心を持つものの国鉄全体の意志を統一するまでには至らず空気クッション方式などの実験やシミュレーションを行う。研究室内の住谷紀代江と懇意にない結婚し相模原市の貸家を借りて住む。愛犬タローの散歩のかこつけて二十四歳の生娘、聖子と肉体関係を結ぶ一方聖子の結婚相手の探索にいそしむ。その結果ペットショップの経営者との結婚が成就する。研正夫婦宅の北隣の未亡人、小池淳子さんの再婚に手助けをしてインターナショナル証券の社員、哲郎さんとの再婚に成功する。
音楽スクールでヴォイストレーナーをしている木村 啓介は、歯科助手で働いている恋人のリナと和音占い師のSayokoのピアノ弾き語りライブに表参道に連れられて行く。 土砂降りの雨の中、気乗りしない啓介だったが、Sayokoと黒子のライブの巧みな演奏や彼女の歌に魅せられてしまう。更に全席禁煙、私語、スタンディング禁止、アンコール無しの たった60分のステージ。 異例なライブスタイルやライブコンセプト、パフォーマンスに啓介は度肝を抜かれる。 実際のライブの模様やヴォイストレーナー啓介のSayokoへの心境の変化は曲が進むにより絶妙に変わってゆく
時は西暦2230年。日本社会は表面上、単性化を成し遂げていた。単性化社会とは即ち、男がすべて追放された、女性のみによる社会であり、それは同時に”性”の消失をも意味していた。 そんな世界で少年と少女は出会った。出会ってしまった。 この出会いは一体、何を生むのだろうか…?