半年も付き合った彼氏からの突然の別れ。 でも彼氏の理由がとても小さい。 でも私はそんな彼氏が大好きだった。 そんな悲しみから逃れるために引越し、転校を決意。
吸血鬼の娘とその父親、そして侍女が一人。現在の住居に飽きた一族は欧州へと旅立つ。新天地での生活は、治安が悪かった前の土地よりも波乱万丈に満ちたものだった―――― 狂信と異端、純愛と偏愛、兄弟と家族、信頼と裏切り、人間と吸血鬼。 シャルロッテは知っている、触れること、キスをすること、その意志ひとつで世界が姿を変えること。シャルロッテは望まない、自分の世界が変貌してしまう事を。だから願うことは一つだけ、世界がその姿を変えてしまわないように、他者の侵入を拒絶し続ける。その代り、他人の世界が変わってしまったとしても。 くちづけ一つで人を殺せる彼女には、その心の中には誰一人として、踏み込んではならない。
特殊な法案「カップル限定法」が制定された近未来。 孤独に生活する主人公に、ちょっとした偶然で、ドタバタの明るい未来がやってくる! ちょっとした恋愛あり、そして、笑い、笑い、笑いの明るい連続の小説です。
20XX年 かつてアジアとヨーロッパだった場所は1つの帝国になっていた 絶対的権力を持つ政府軍と、その独裁政治に反乱するレジスタンスたちの話
同じ学校に通う中学2年生女子6人の少し屈折した恋の話 人懐っこいが友達が少ない山城紗綾 押しが弱い苦労人の阿住舞夏 天然だけど黒い柳田亜矢美 自己中なのに人見知りな羽木茉利亜 常識的だが変わり者の神原時雨 超インドアな経歴不明の並科里狗弥 この個性的な6人の日常、逸脱した愛、友情、人間らしさを描きます
掌編小説第5弾は甘酸っぱい感じで。春には別々の進路をいく、受験生のカップルの年の瀬の小さな一夜を描きました。幼馴染同士の二人が、近づく別れの春を前にして抱える不安と逆に強まっていく絆、と言う感じになってます。仕掛けなしの直球です。短いですが、お楽しみ頂ければうれしいです☆
赤錆びた鉄橋、赤錆びた山々。それらと同調するかのように赤く燃える空、雲、そして太陽。その向こうにある天を貫かんとする幾つもの塔。鉄橋の下には冬に向けて水温の下がりゆく渓流が流れ、中洲に咲いた朱い花から流れでた蜜を引き込み朱い筋をその流れに描く。そこにあるのは、よくある秋の風景。一面が赤く塗りつぶされた世界――――
大切な人、美香をなくし心に大きな傷を負った慎二を見て綺羅はある人を呼びに行く。 一方美香というと……