First chime

まえがき・・・・まえがき!?
あ、まア第1話ですので、まだまだ不思議な部分が多く、しかも最高文字数の1/20という少なさですが、
その分多く投稿できたらいいなとかおもっちゃってます。
とりあえず、ヒカリとジュンヤをよろしくおねがいします!

桜舞う4月。その中で出会ったヒカリと純也。しかし純也にはある秘密があって!?

君に出会ったその時は、別に何も思わなかった。
だけど、君と一緒に色々な事をしてくうちに、
友達と遊ぶ内に、
僕の中では大切な人に君はなっていった。僕の心の大半が、君の事になっていったんだよ。
君が幸せである事を祈るしかない。
たとえ、どんなに想っても、どんなに念じても、君がここに来ることはないと思う。
遠くから僕の名前を叫ぶ君の声が聞こえてきても、
それは・・・・・

僕は君と一緒にいても許されるのだろうか?
1年前の、あの日あの季節、春の時の事が、頭をめぐる
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「あの・・・その・・もし良かったら、私と・・その・・付き合ってください!!!」
桜舞い散る4月。高校1年の春。
入学してから1週間が経ったある日、今目の前にいる女生徒にここにくるよう
呼ばれ、
きてみたらアラビックリ。人生初の告白Timeだった。
「「・・・・・・・。」」
「・・・・・え?」
「な・・2回も言えませんよ!?」
「あ・・え?・・・と・・俺なんかで・・いいのです?」
目の前の女生徒は割と可愛い。まぁあくまで主観だけど。
女生徒は真っ赤にした顔をしながらも、目は希望に満ちてきて。
その大きな瞳をこちらに向けながら答えた。
「貴方の事を初めに見かけたのは入試発表の時です。
この1週間、貴方の事が・・・あ・・・あ・・」
いやいやいやいや。
そんな事あってはいけない。あるはずがない。だって僕だよ?
嬉しいけども!可愛いし、性格良さそうだし・・・
「いやいやいや・・・・嬉しいですよ?アリガトウ。だけど、僕ですよ?
  本は散らかしっぱなしの弁当もろくに作れない、人付き合いも悪い僕ですよ?
  貴女にはもっといい人が・・・」
そこまでいった時点で女生徒が人差し指を持ち上げ、僕の口につける。
それだけで頭がどうにかなっちゃいそうなんだが・・・
「それじゃぁ言いますけど」
彼女は艶やかに光るピンク色の唇を動かし、真実(?)を語った
「本を散らかしたのは他の男子生徒ですよね?いつもは妹が作ってくれているお弁当を
今日が貴方が作ったのだと言ってた時のお弁当は遠目で見ただけでも天才的でしたし、
人付き合いが悪いなんてそんなのは真っ赤な嘘。貴方が話さないのは自分とは合わないと思われる人ばっか。
   違いますか?」
「・・・・ッ!!」
正解だ・・すべて正解だ。パーフェクト。まさか弁当の件まで知られているとは・・・
彼女は僕の反応で満足したらしい。
にっこり笑って、口から指をどけてくれた。
「あの・・・」
「あ・・はい?」
「それで・・・答えは?」
忘れてたそんな大切なものを忘れるなんて・・・
「こ・・こんな僕でいいならよろしくお願いします」
ぺこりと斜め45度に体をさげる。
2秒ほどたって、顔をあげたその先には、彼女が半泣きの表情でたっていた。
「・・・・え?ちょっ!え!?」
彼女は自分が涙を流している事に気づいたようだ。
慌ててブレザーで涙をぬぐおうとしている
「あ、ちょっとまって!それじゃ駄目だ!ハンカチあるから!」
あっちゃー・・・ちょっとついてるな。と僕が小さく声をだしながら
小さく、整った顔立ちの彼女の顔を拭っているとき、
なぜか彼女はじっと僕を口を半開きにしてみていた。

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さきほどの場所のすぐ近く、桜並木の下のベンチに僕らは並んで座っている
そこではた、と気づいた。
「・・・・・僕、貴女に名前教えてませんよね・・?教えてもらってもないきが・・・」
彼女は首を傾げ僕をみていたが、舌をちろっと出して言った
「忘れてました・・・私、『清水 ヒカリ』っていいます。ヒカリは漢字はなく、カタカナです。ヒカリって呼んで貰えると・・嬉しい・・です。」
カタカナの名前とは・・めずらしいな。
「僕の名前は、「柊 純也、ですよね?」・・・・ですね」
彼女・・・もとい、ヒカリが嬉しそうに『やったっ』と言いながらガッツポーズをかます。
僕が不思議そうに見ていると、ヒカリは微笑みながら答えた
「なぜ分かったのか。・・ですか?そりゃぁ自分の気になっている人ですもん。サーチかけますよ
それに、私たちは同じクラスですよ?」
「初めて知りましたよ・・・・?」
「あははっ。それも無理ないことですよっ!あの・・・」
ヒカリの表情がすこし暗くなる
「どう呼んだら・・いいでしょうか?」
今度は僕が軽く吹き出してしまった
ヒカリが赤くなって言う
「なっ!こっちは真剣なのに~~!」
「や~ッ待った待った。うん。タメ口でお願いします。段々慣れていきたいので!
そうですね・・・僕の事は、みんなにはジュンヤって呼ばれていて面白味がないので・・・
「お・・面白みとか必要ですかね・・・」
「『ジュン』とでも呼んでください」
「じゃぁ私の事は『ヒカリ』でよろしくおねがいします!さんも、ちゃんも無しです!ヒカリ!」
半ば強引に決定してしまった
「ひ・・・ヒカリ?」
ヒカリが嬉しそうに瞳を輝かせる。
僕は気恥ずかしくなって、立ち上がる。
この娘なら大丈夫なのかもしれない・・だけど・・でもボクは今この瞬間から
精一杯彼氏としてこの娘の隣にいたい。
心の底からそう思えた。さっきであったはずなのに、
ヒカリには不思議な安心感があった。
ここからだ。もう一歩。
ヒカリは僕を首をかしげながら見上げている。
僕は勇気を振り絞って、今も座っているヒカリに左手を差し伸べる
「・・・・・帰ろう?」
それ以上は直視できない。駄目だ。無理。不可能。
その瞬間、左手にやわらかく、暖かいものが触れる。それは僕の手をやさしく握り、
その犯人は言う
「そういえばジュンは、寮?」
・・・なんか期待はずれだった。い・・いや・・何も期待なぞしてないのだが。
「・・・ジュン?」
「あ・・え?・・・あ、僕は寮だよ。家からだと遠いからね」
「奇遇だね!私もだよ!一昨日から寮に入ったんだぁ!何号?私は2号の8室!」
どんな奇遇だ・・まさか・・・ここまでとは。
「僕も・・・・2号。僕は2号6号室」
「え・・・・」

1号15室ずつ、全3号たっているこの高校の寮。男女で分かれていないことで有名なこの寮で、

僕とヒカリ。僕たちの住んでる寮は同じ建物で・・・・・・・はす向かいの部屋だった。

First chime

どうだったでしょうか!著者自身の文才がまったくといっていいほどの0に近いので、
フラグなんてもうブレイカーに壊されますww
俺の思い通りにならねえよこいつら・・みたいなww
ジュンヤの心情、その奥深くには実は色々な事件が関わっていきます。
それは・・・・3話くらいからジョジョに少しずつだされていくと思いますので
よろしくおねがいします!

First chime

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-29

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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