真理子は大学生の時に知り合った僕の彼女だ。しかし、お互い社会人になってからすれ違いを感じることがしばしば……。彼女は今でも僕のことが好きなのだろうか……?
イレーネ夫人は若手ピアニストと不倫の関係をもつ。夫人の不倫は女サギ師にばれてしまう。女は夫人に脅迫し金銭を要求する。夫人は不倫の恐怖に襲われ強迫精神症におちいり死においこまれる。夫も信じられない。自分の存在も信じられない。夫人は気が狂ったように乱舞をまう。生と死の間をさまよう。
篠崎祐輝は成績優秀な男子中学生。順風満帆な人生は母親が心臓に疾患を抱え倒れてしまい、あっさりと終わりを告げる。母親の看病に1年近くの時間を費やし、校内でも上位だった成績はみる影もなく、ひどいものになっていた。母親を失い、頼りにしていた成績も下がり、もう人生を投げ出しそうになっていた。それでも何とか、偏差値の低い高校ではあったが、滑り込みで入学を果たす。そこで、親友の近野や恋人の美桜に恵まれながらも、その幸せは長くは続かないものだった。なんども別れを繰り返しそれでも頑張っていく、祐輝。そしてそれを支えていく仲間たち。最後に彼が知るのは、失ったものの真実の姿。いつかまたどこかで会える日を想いながら……。
クリスマス・イブの夜に出会った由香利と俊之は、付き合ってから5年の歳月が経過していた。彼らは毎年出会った記念として、イブの夜は二人で一緒に過ごしていた。 今年のイブも数日後に迫ったある日、由香利はイブ当日まで待てないので、イブのイブ。つまり23日の夜に彼の家に泊って、当日を迎えたいと俊之にわがままを言った。だが俊之は歯がゆい返事をする。気になった由香利は、俊之に内緒で23日の夜に彼の部屋を訪れる。だが由香利はそこで見たくない光景を目の当たりにしてしまう。すれ違ってしまった二人の心は再び元に戻るのだろうか?
「私」はカッコ良い女子を目指し、回りから一線を画した女性。恋愛に一見ドライな彼女は本当は恋愛に夢を抱くが傷つきたく無い臆病な気持ちからなかなか本当の自分を出せない。 そんな彼女に気持ちを寄せる3人の男性との駆け引きを中心に綴ります。