芸術学部への進学を目指し、毎日近所の湖でスケッチをしている茂里。夏休みのある日、彼女は湖上に立つ八重垣姫を写真に撮る恩田志朗と出会う。 八重垣姫が誰なのか知らない茂里は、生粋の地元民である親父に話を聞く。以来八重垣姫はたびたび茂里の妄想に登場し、恋愛について口を出すようになる。 ある日茂里がいつものようにスケッチをしていると、足の悪い男が近付いてくる。するとその男との接触を阻むかのように、一匹の白蛇が茂里の前に現れる。
なぜ、こんなにも海が恋しいのだろうか。 運命を抱えた少年と少女が選ぶ道は、果たして何に続くのか。 さざ波の音を感じるファンタジー。
相島圭衣は古本屋でアルバイトをしながら、サークルや学業に勤しむ、一人の大学生だった。 アルバイト先でサークルの先輩である市井紗菜を見かけた日から、圭衣の周りでは少し非日常的なことが起こり始める。 ファンタジーと呼ぶにはお粗末すぎる事件に関わっていくにつれて、彼は少しだけファンタジックな、事の核心に触れてしまうこととなる。
これは死にたがりによる、生きたがりな話。 今回は『愛してしまった話』(「小説家になろう」さんのささかま。のページでも重複投稿を行っている作品です)
これは死にたがりによる、生きたがりな話。 今回は『すがりつく話』(「小説家になろう」さんのささかま。のページでも重複投稿を行っている作品です)