繁華街のアパートで、ホステスが産んだはずの赤ん坊が忽然と消え、産んだ母親は失血死してしまう。 消えた赤ん坊の謎を追って、捜査に乗り出した刑事の前に、まぼろしの如く現れたものは…? 見るからに風采の上がらないヤボな中年刑事。名前も、年齢も、所属も、一切不明の彼には、ある秘密があった。 それは<人に見えないものが見える事>そんな「やさしい刑事」が織り成す幻想の世界を綴った物語です。
引越し後、初めて訪れた神社。そこにはとても美しい男がいた。その優雅な振る舞いや落ち着いた声には気品があって、わたしの心に強く刻み込まれた。
小学五年生の私は、クラスで中心的なユリちゃんに従う立ち位置の女の子。ある日、ユリちゃんが学校の裏にある「光の森」で、かくれんぼをしようと言った。そのかくれんぼで私は鬼になったが、みんなは結託して逃げていくので一人も捕まえることができない。そんなとき、森の中にレモンの木を見つけて――。 三大噺のお題メーカーででてきたキーワードで書いてみました。何のキーワードだったかは、物語の終わりに書いてあります。
山ガールの比路未に誘われて、初めて山に登った誠一だったが、 山頂で意外なアクシデントに遭遇する。 週末のピクニックはどんな展開になるのやら・・・
『またいつか、きっと会いに来るよ』 それはほんの短い間の他愛もない出来事で、ほんの些細な約束事。だけど彼は確かに初恋であり、彼の告げた言葉は絶対的なモノとして、ずっと記憶に残り続けた。 それは、とても強い感情だった。今でもしつこくこの心を、身体を、縛り付けて離さないくらいに――……。 幼少期の初恋と時を超えた再会から始まる、梨の果実のようにほんのり甘い(はずの)恋物語。
過去の悲劇の影響で、言葉を話せなくなった青年が、サッカーというスポーツを通じて閉ざした心を開き成長していく 、ヒューマンドラマです。
これは、歴史に名高い伝説のガンマン「保安官ワイアット・アープ」の「OK牧場の決闘」から数年後のお話になります。 西部開拓史上にその名を馳せた「保安官ワイアット・アープ」が、今、鮮やかに混迷した現代に甦ります! なお、この小説は、一部に歴史上の事実を含みます。