短編集12話です。 今作の短編は主人公が人間なので神が見えません。 つまり、神様フィルターは機能しないという事です笑。 高校生望月俊也は超常現象が大好き。 大好きすぎて部活を作った。それは『超常現象大好き部』。 安易に作ったこの部活だが実はとんでもない方向へ行って……
時系列は2000年夏、東北。 「雪と花の狭間に」の前日譚。 中二の夏。一哉は蘭を喪う悪夢にうなされる日々が続いていた。 二年生に進級して以降、蘭が同級生からのやっかみを買い吹奏楽部を追い出されたと耳にしたからだ。 一哉との逢瀬で一時の楽しさを得ても、癒えたはずの心の傷の痛みに再び苦悩する蘭。 起きてしまった過去は変えられない。 ならば、悲しい過去を楽しい思い出で塗り替えよう。 君を呪縛から解き放つためならば、俺は何だってする。
ある日、こんな夢を見ました。夢でも覚めても涙が止まらず、しばらくそこから動けませんでした。もう随分昔の話のような気がするんですが、せっかくなのでこの気持ちを文字に起こしてみようと思います。(ショート・ショート)
「殺されるか監禁されるか、どちらが好みだ?」修学旅行先の出雲大社で少年にそう囁かれた後、幽子(ゆうこ)の信じていた日常は終わりを告げた。 何かの冗談だと思い、あの言葉をすっかり忘れて登校した幽子を待ち受けていたのは転校生として現れたあの少年だった。武瑠(たける)と名乗った彼は幽子に契約書を渡す。そこには幽子と彼の両親が結んだ契約であること、そして幽子が15歳になったら彼の両親に幽子を預ける旨の文言が連なっていた。 武瑠の正体は影で帝に仕え、仇なす存在から帝を守る家の末弟だった。そのため帝に敵対する存在に近い幽子を監視するために転校してきたと告げられる。 幽子は彼の家に迎え入れられ、毎日封印を施され、霊力制御を彼の協力の下行い、自らの内にある怨霊を封じ込めにかかるが、彼女を疎ましく思う一派が現れて……? 日本神話ファンタジー、ここに開演!
TOKIシリーズですが本編とは何の関係もない短編です。 海外の神が日本に遊びに来たときに取材をするグループがあった。 来訪神として日本の神になった蛭子神の娘エビスとどこかの国で出会いの神と言われている無名の神、レールが日本に来た外国神を取材する! それを天界通信として日本の神々に発信しようとするが……