私たちは未来に向かって歩いているけれど、この主人公は違う。 ――あのころに戻りたい。「私」は「君」を引き連れ、逆方向に進んでいく。 思い浮かんだ過去たちと遭遇する「私」。旅の終わりに「私」がたどり着いたのは、かつて「君」と出会った場所だった。
シンジは、つい昨日まで、ゼンマイ労働者の一人だった。通勤途中、何度もゼンマイがうまく巻けなくて、そのまま路上に倒れてしまった労働者たちを目にしてきた。 そんなシンジを「傘を差す少女」と「流れ星収集家」の2人の出会いが変えた。 過去の自分と現在の自分をつなぐ「流れ星」。シンジは心の旅の中で何を見つけるのか?!
貴方がこれを読む頃には、私の命の灯火は消えているのでしょうか? 貴方は、私の魂の味に満足していますか?
空は今にも降り出しそうな重い雲に覆われ、緑色の木の葉が嵐が来るのを囁いているかのように見えた。男は傘を片手に、山道をただひたすらに歩き始めた。紹介された診療所へ・・・。
生きている意義が見出せない俺。 前進し続ける彼女。 きっと、俺も彼女も本質は一緒。 俺は意義は見出せないが、やることはやらないといけない、この理屈で動く。 彼女は前進しないと、生きていることがイヤになってしまうから前進している。 俺らは、神様からのエコヒイキに悩んでいた。 ・・・・・(本文より) 小学校で実施された全国学力調査。それは、国算理社、アンケート、と普通の内容だった。しかし、それは主人公の道を大きく変えることであった。