国立大学の医学研究所に一通の申立書が届いた。それは産婦人科村上研究室にて人道から外れた実験をしているという密告書だった。――村上室長は天使を創ろうとしている。村上室長を止められるのは私しか、裁けるのは私しかいない。私は村上室長のことを愛しているから……。
私は今日も同じ夢を見る。白い部屋の夢だ。 夢を夢だと認識して、夢で終わらないようにする。私に残された唯一の方法 私が私でいられる場所。 私が望んだ事が実現できる部屋。 白い部屋から出る時には、赤く、赤く部屋が染まる。 私は、今日まだ目が覚めていないのだろう。
僕が撒いた種が増えている。拡散されている。こんなにも嬉しいのか? 僕たちの世界は情報にあふれている。 皆が善意をもって情報を拡散してくれる。 知りたい情報よりも知る必要がない情報があふれている。 僕が欲したことを奪った奴らがいる。
”プロポーズされた!最高のお祭り!” 娘からの最後の連絡。 だから、私も最高のお祭りを開催することにした。 祭りに招待するのは49名。 皆楽しんでくれると嬉しいのだけど・・・。 私と彼は裏方に回る。彼らがしていた祭りを自分たちで楽しんでもらうための仕組みも考えた。 もっともっと楽しんでもらえるようにしっかりと準備を行う。裏方は忙しい。
最後に交わした言葉はインターホン越しの3分間だった 幼馴染の二人 中学の卒業式で、恋人になった。 高校での付き合いを終えて、大学生活がスタートした。 地方から都会に引っ越して、隣に住む二人。 紅茶が冷めない距離に居る二人の、最後の3分間は突然やってきた。
僕と君はルールで繋がっている。 僕が長い長い旅路の先に、君にたどり着く時に、君はルールを破った僕を怒るだろうか? 高校一年生からはず待った二人だけの決めごと。 沢山のルールを決めて、二人だけの世界を築き上げていく。 二人は二人のルールで、二人だけの世界を作った。 二人だけにしかわからないルールかも知れない。でも、二人には、ルールが全てだった
最後の時を迎える少女。最後に、少女は何を望むのだろうか? 終末医療を行う病院。 彼の使者として、フクロウが彼女のところに来る。 毎夜繰り返させる出来事は、痛み止めにうなされた彼女の夢なのか、それとも、フクロウが見せている幻惑なのか? 彼女は最後に向けて、日々を戦っている。
僕のすべてだった・・・それを奪った奴らを許すことなぞできるわけがない。 僕は、あいつらを見つけ出して復讐すると誓った。 でも、僕には力がない。 僕を・・・違うな、僕のすべてだった・・・彼女を大切にしてくれた人がいる。 僕は願った。僕のすべてを・・・。 僕は、今日彼女の所に行く、最後にあの人に会えたら良かったのだけど、叶わないのだろう・・・。 でも、いい・・・あの人が幸せそうにしているのを何度か見かけた。僕は、それだけで満足だ。 あいつらも・・・。