スピエルドルフでの冬休みを送るロイドくんがその日向かったのは立入禁止のとある場所。 愛の力に満ちたカーミラが行うのは数百年前から続く王の職務で―― 一方、S級犯罪者を監獄へ連れてきたフィリウスに次の刺客から連絡が入り――
【『壁』に隔てられた世界で2人は何を選ぶのか】 ドイツの街、マインツ。そこには、一人の青年がいた。淡い金色の髪に碧い目を持った青年だ。彼は、自らを「マイン」と名乗った。 日本人女性、清水 花。彼女は、今年も彼に会うためにドイツに向かった。 彼は言った。 「もう、帰したりしない。お前は俺とずっとこの世界で生きていくんだ」と。 彼は泣きながら笑う。 「……そう、この絵が朽ちるその時まで。ずっと」
【紅の恋歌】 生きること、そして命の無常さを自分なりの言葉で表現してみました。 短いですが、読んでいただければ幸いです。
『君はただ、君だけを肯定しさえすればいい』 「運命愛、ニーチェの受け売り?」 「いいや、違うさ。ただ、知ってほしくて。運命の人も、親も、親友も、子どもも、君のことをどこまで行っても完全には理解できない。人は人。でもね、君は君なんだ」
高校1年生になった高遠伊織は入学式で留年した1つ上の先輩・佐倉那穂と再開する。中学時代からの顔見知りで、伊織は那穂に密かに想いを寄せていた。想定外の再開から同じクラスになった2人は流れで行動を共にするようになった。普段の生活の中で見え隠れする那穂の留年の秘密を知りたくて伊織は那穂の周りの人物から情報を集める。《完結作品》
満たし、満たされ、そうして「愛」は形取られていく…。まろやかな味わいを纏ったジャズの調べと共に繰り広げられる大人風味な黒モク小説。 ※本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります。 ※独自設定,肌色要素あり。