作品のテーマは「孤独の肯定」。疲れてしまった人への応援歌です。 アニメーション動画をつくりましたので併せてご覧いただけると幸いです。 https://www.youtube.com/watch?v=3tRWeM55EL0
少年は、大切なものを取り戻せるのか。 とある島でりんごを育てる少年、エウェルとラシム。二人の何気ない平和な毎日は、ほんの一瞬の出来事によって崩壊した。 過去の大戦。計画された災害。奪われた記憶。 心とは?記憶とは? 二人の少年の出会いは、いつしか世界を巻き込む戦争を引き起こす。
カーミラと出会い、失った一年間にどうやらとんでもない事をしていたということが判明したロイドくん。 しかし話はそれにとどまらず、その夜にカーミラが語るロイドくんの体質とは――
募ったテーマで作った掌編小説。 お題: バナナ王国 カニの王様 幸福 悲劇 希望 山芋の鳩 壮絶なゴリ押しもネタのうち。
「世界第一の殺人鬼」と畏怖される少女、沖谷那最。 少女は自分のために、ひいては世界に目を向けて「私刑」を下していくことになる。 「今までさんざん辛い思いをしてきたから、もう自分勝手になってもいいよね」 少女の向かう先は自己破壊であり、そしてそれは運命であった。
「君は誰の幸福と引き換えに、大切な人を救いたいの?」 人間の汚欲。人間の偽善が交錯する大戦末期。 車掌見習いのイリヤは故郷の復興資金をまかなうため、ドラハテンの駅舎を目指してはるばるソ連から旅をしていた。 お人好しな死神、おてんばな風の子、戦闘狂のお嬢様――旅路で知り合った仲間に支えられながら、旅は順調に進むかと思われた矢先。 亡き恋人のクローンが自身の行く先に現れ、無差別な殺戮をし始めた。 恋人の父親によって量産され続ける彼女たちは兵器として利用され、イリヤの駐在する枢軸国に弓撃つ存在となっていた。 悲劇の集塊を絶たんとして、イリヤは彼女たちの破壊を決意。 恋人から授かった力を手に、その足は悪魔の鍵を握る時計台へと進んでいった。 その決意は誰を救い、何を滅ぼす呪いなのか。その願いは誰を侵し、何を蝕む禍なのか。 答えはすべて、道中の線路へと繋がっていく――