まだ会ったことのない君を、探している。

2016/0826に公開された「君の名は。」
この作品について、自分の感じたことを書き記したい。

「君の名は。」はきっと私のこれからの人生に長く残っていく作品だと思った。
1本の予告を観た去年の12月から、私はこの映画をこの目で観られることを待ち望んでいた。
こんなに公開が待ち遠しかった作品は今までなかったし、予告だけでも、一気に惹き込まれたのは初めてだった。
予告を観た時、「これだ。」と思った。自分が待っていたものは、ぼんやりとだけど自分の中にあった「なにか」と一致した。
衝撃だった。
胸のもっと深く脆いところを突かれるような。

本編を観た時は、全身がぞわっとするような感覚に襲われた。それは驚きと衝撃と感嘆だろうか。
圧倒された。
とにかく一瞬でも多く捉えようとした。
記憶に焼き付けようとした。
目が離せなかった。

心情が、風景が、光が、音楽が、全てが主役となって一つの作品となっていた。
油断していたら、もし1人で観ていたら、
きっと涙が零れていただろう。

真っ直ぐに、追いかける、もがく、
2人が眩しかった。

こんなに幸せな、ハラハラする、ドキドキする、胸を打たれる、悲しくなる、嬉しくなる、そんな107分はない。

2人が本当に現実にいるのではないか、そんな気がした。忘れてしまっても、心の奥の方で眠っている感覚が2人を引き付けて、
また、出会う。

忘れることができそうにない。
そんな作品に出会えて私は幸せだ。
この時代に生まれたこと、生きていること、
これから出会う全てのものが尊くかんじる。
ありがとう。

いつか自分も。

まだ会ったことのない君を、探している。

まだ会ったことのない君を、探している。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-08-30

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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