「みいろちゃん?」 「うーんと、じゃあみしきちゃん?」 「みずいろってことないよね」 「え、みずいろちゃんなの?」 「そうです、ただの水色です」 ばーさんの葬式に、法衣以外にはお坊さんらしいところのない日和さんがやってきた。
バーで飲んでいる男と女の会話劇。ネガティブな男とそのネガティブを肴に飲む女。恋人ではない二人の不思議な居心地のいい空間。
大学1年の綺羅良(きらら)は、同級生で親友の伊乃莉(いのり)のカレ、国府方悠煌(こうかたゆうき)が気になっている。 自分の名前の「綺羅良」が大嫌いだった彼女は、悠煌(ゆうき)の解説で、意外な名前の良さを知る。 興味が愛情に変わった彼女は、持ち前の女力でアタックするがカレは中々動じない。 天才サーファーの国府方悠煌は、大大会で学生初の大技「ロデオフィリップ」を成功させるも、そのまま海に消えてしまう。 必死で海に走る綺羅良・・・・・・。
【詩集】 [ヤクザ者] [蜘蛛の銀飛沫] [亡き王女のソナタ] [やつれた瞼] [あわれ蛾] [詩人] [涙より貴いものは…] [宿酔の朝] [甥っ子よ] [ズタズタ] [肉の花] [黒と赤] [肉の花] [ぼくは齢をとった] [櫻の花が散りました] [噛み煙草] [柘榴の鮮血] [転落自殺] [ブラックバード] [切先なき刃] [聖の歌] [悲しみに棄てられて] [頽廃生活] [秋の庭園] [雨だれの歌] [ぼくだけのアイダホ] [エドガー・ポオのように] [咲かない花]