目指すは平穏、堅実! エリートを夢見て田舎から出て来たはずなのに間違えて場違いな学校へ入ってしまった一般人代表の主人公とその仲間達が織り成すギャグ時々やさしいお話。 戦士や魔法使いを育成するエリート専門学校『ELYSION』で起こるさまざまな事柄を体験して成長する、コメディ色の濃い物語です。
〔 —部屋で何度も 何度も 聴いていた歌があった— 〕 現実を受け入れられずに、自分の世界に生きる少女の物語。 忘れられない、大切な人、景色、歌…。 そんなものたちに、触れたくなる作品です。
この世界“フェル・アルム”では、平穏無事な日常が続いていくはずだったのに……。 北方の 高原に住む羊飼いの少年が、銀髪の少女と出会ったことから、運命は廻りはじめ、やがて世界創造の秘密が明らかになる。 だが世界では徐々に歪みが生じ、崩壊 への道を歩み始めていたのだ――! 大気杜弥が綴る、大長編ファンタジー作。
1860年 二十歳のオディロン=ルドンは、知己の植物学者の顕微鏡で、現在のタジキスタンに分布する龍舌蘭を観察していた。その根についていた「砂」が、ルドンの眼におぞましい世界を見せたようだ。1878年「眼-気球」という黒一色の絵以後30年にわたり、ルドンの絵画から色が消えた。
肘が僕に突き刺さる。 色んな人の尖ったものが突き刺さる。尖ったものだらけだ。電車の中ではみんないつもより尖る。 僕は周りの人に迷惑かけないように、ちゃんと丸めてある。いつも磨いて、誰にも突き刺さらないようにしてある。これぐらい社会人して当然だ。みんな知らないだろうけど。 陛下も僕のことをちゃんも分かってくれてる。
姿も力も人間離れしたラコフに、ユーリの魔法によるパワーアップで挑む「ビックリ箱騎士団」。 そんな中ユーリのもう一つの策により、ロイドたちの間に「愛の力」が吹き荒れる。 同時刻、格段に強くなったプレウロメに苦戦を強いられるオリアナ。 ツァラトゥストラと時間魔法の猛攻を前に、彼女はフィリウスの言葉を思い出す。
どんな知識より、あの曇天を差した光が何よりも美しい。生きる美しさを、日常のワンカットで書き表す短編集。学校生活に疲弊した少女は、自然の中で生き返る。『美しいもの』・草原のベランダで時を過ごす女性は、何もしていなくても生きている。『腰かけ椅子の人』ほか