ある日、悪魔バエルの部屋に、数百年ぶりの人間の生贄が送られてきた 若い女な上に処女――生贄としては最高級の一品だが……それを代償に叶えて欲しいはずの『願い』が届いていない 信心の薄いこの現代に、人間を生贄にした者は一体誰なのか。そしてその願いとは? 一方、突然悪魔の世界に送られてしまった生贄――六路木結 『願い』が判明しない以上、まだお前を受け取れず、場合によっては人間界に戻さなければならないかもしれないとバエルは言う どうなるかわからない状況の下、最高級の生贄である彼女を迎える魔界とはどんなところなのか? 暇を持て余す悪魔に訪れた、ちょっとした暇つぶしの物語
アイモの里の民はみな、それぞれ自分の木を持っています。 その木に花を咲かせることが民の仕事なのですが、どうしたことか サキの木にだけ、花が咲かなくなってしまいます。 その原因を探るため黒んぼ山へ旅立ったサキが知った事実とは…。
大罪と死神のもうひとつの物語に登場する人物たちのスピンオフとなります。恋愛ものですが、暴力的な表現がありますので苦手な方はご注意ください。
『こぼれたゆくえ』『口にせずにはいられない』の登場人物が出てきます。 愛することは知っていても、愛されることに鈍いひとのお話です。 すこし同性愛的な表現があるかもしれません。苦手な方はご注意を。 人がなくなるなのは、いつまでたってもかなしい。
異能集団〈天神〉の一員、乾一朗と鈴木寧子。 何匹もの猫が惨殺されていると聞き、猫魔ヶ岳に赴いた二人。そこは猫達が棲む不思議の山。一匹の化け猫が寧子に取り憑き――
異能集団〈天神〉に所属する青年・犬好きの乾と、彼のパートナーである猫好きの寧子。 犬の群れが次々に人を襲い殺すという事件を聞きつけ、二人は動物愛護センターを訪ねる。 殺処分、ペットロス、犬の十戒……。 〈虹の橋〉を渡る前に、その男は――
高宮涼は不思議な体験をした。それは八代かえでという同年代の人の声が聞こえない。異なる言語、ということではなく、同じ言語を話しているのに、ハウリングを起こしたようにまるで聴こえない。それは彼女の立場でも同じようでーー。
今から20年後の物語。 ある時、記憶が散り__ ある時、花は消える__ 壊滅状態の日本は、かつての咲き乱れていた花に力を借り、 平和を取り戻そうと、 『魔物』の鎖から放たれようと、 今日も足掻く。
地球人(ヒト)の少年・甲田瑞樹と、「妖精」と呼ばれる宇宙人・スズの話。 宇宙人の到来によってヒトは大幅な技術の革新を手に入れ、遂に宇宙へ進出した。 だが一方で、「妖精はヒトにとって致死性の病気を保菌している」という噂が流れ出し、ヒトが妖精を迫害し始める。