海と気まぐれな少女の夏休みのお話。少女は普段友達の中心にいる子ですが、夏休みは特別で海の近くに住むお祖父ちゃんの家で一人でのんびり過すのが恒例。しかし今年の夏はさらに特別なものに…
【あらすじ】 さまよえる騎士がいた。 彼はさる国の王に仕える直属の騎士の遺児だった。 兄とも慕う王太子の正式な近衛の騎士に任ぜられたのが12歳。 王太子はその時17歳で、侯爵の娘と結婚する。15歳の、花のような姫。 「王太子ご夫妻をその身に代えてもお守り申し上げるように」と母に言われ、命に代えても、と誓った。 その母は彼が近衛の騎士となったの見て間もなく、蛇に噛まれて死ぬ。その彼を姉のようにいたわったのが姫君。彼は、ほのかな恋情と忠誠心の間で苦しむ。 しかし、戦乱の中で王太子夫妻は死ぬ――。