「僕が、強かったら、君を、守れたの、かな....」 ふわふわと安定しない意識のなかで、少年はそっと傍らで泣いている少女の頬に触れる。 少女はその手を自分の手で包み込み、少年に向かって不自然な笑みを浮かべる。 「もう、いいんだよ。***。君が居なくとも、私はひとりでやれるから。だから今は、ゆっくり、おやすみ....」 そういい終えたのと同時に、少年の手から力が抜けた____。 「いやだ、いやだよ、俺と一緒に逃げようよ、ねぇ、****!」 「お前はここで、人生を無駄にするようなやつじゃないだろ?いいから逃げろ。俺は一応、片羽の悪魔の血を引いてんだから」 そういって、****は俺の背中を押した。俺は一瞬よろけてから、森のなかに入っていく。そこで、俺が目にするのは____。 二つの物語が幾年の刻を越え、合わさっていく____。
平凡な街でひっそり続いていた猫殺しの犯人は、僕の親友で優等生の有馬。神様になりたかった彼を忘れようとしていた矢先、出逢ったのは世界を終らせようとしている「教祖」志望の女の子だった。ポストゼロ年代に捧ぐ、新しい成長物語。
親戚のツヤコおばさんはいわゆる霊能者だ。 死者の霊を呼んで予言をしたり、 マッサージで病人の患部を治したりと 不思議な力を持っている。 昔はこんな人ではなかったようだ。 そのルーツを知りたいと娘に頼まれた。 身近にいたこの霊能者。 その探索の旅に出てみることにした。
椿の早退をきっかけに、誰かに見られているような気配を感じている主人公。 そしてそれを幼馴染みに相談した事により、とてつもないことに巻き込まれてしまう! ぜひ読んでください☆
かみさまの住む街、クナイシナ。そこではかみさまの『ご神託』に従って、人々が平和に暮らしていた。 ムウはある日、、街のはずれで少女に出会う。 ――この出会いが、運命の分岐路で、少女との出会いから彼の運命は大きく変わることになる。 が、そのことを彼はまだ知らないのだった。 そして、ある『事件』が起こる。
晴れ晴れしい高校入学初日。 間口新太(まぐちしんた)は体育倉庫裏で榊弟(さかきおとうと)に虐められていた。 そこへ颯爽と駆けつけてくれた幼馴染の女の子、金原みぞれ(かねはらみぞれ)。 空手家のみぞれは榊弟を軽く一蹴し、一件落着……に思えたが そこへ突如大男、榊兄(さかきあに)が現れ、みぞれの首をぎゅうっと締め上げた。
横井は、朝出勤してパソコンを開くのが億劫だった。いつもメールの受信トレイが溢れそうになっているからだ。一応、迷惑メールは自動的に振り分けてくれているのだが、それでもこの状態である。一度でもネット経由でモノを買ったり、カタログを請求した…