時の終わりに立ち向かう、時代の若者たち。 誰かの意志を受け継ぎ戦いに挑むもの。 これまで隠されてきたアカシックレコードの調律者たちが企む、世界終焉への誘発路の創生陰謀を食い止め、世界軸の基盤を持つアカシックレコードの創造へと向かう。 眠りについた男はいつ現れるのか。 時の英雄はもはや失望したのか。 ただひたすらに自分への憎しみを持って走り続ける時覚仁の己を取り戻す物語。
ロゴスフィリアとガイア大戦をへて、時と文明は数多の世界秩序を保ち続けていた。 そんな世界が終わりを迎えると誰が理解できたであろう。 世界終焉を目の当たりにした時覚仁という男が、これまでにあった過去の記録とともに、その謎を紐解いていこう。 そして忘れないでおこう。 かつて彼のように立ち向かった男たちがこの世の希望とともに、いることを。
森の中にあるログハウス、ここには「ロッド一家」が暮らしている。 ここの子供達は悪魔の子とも呼ばれ捨てられていたところを今の父親であるエーデルに拾われた。 子供達が悪魔の子と呼ばれる理由は、特殊な力を持っていたからであった。
あたしはアレクサ、誰も名前を付けてくれなかったから自分で付けた。他人はあたしをこう呼ぶ。クズ、乞食娘、バケモノ…… だが村の孤児アレクサは伯爵家の紋をかたどったブローチを渡された。「これは本来ならお前が持つべきものなのだ」 十九世紀初頭のイングランド、ヒース生い茂る荒野ガルトムーア。領主である伯爵家は魔女に呪われ一族を殺されているという。アレクサは自分の出生の秘密をさぐるため城に忍びこむ。魔女だって? 馬鹿馬鹿しい、もっとも邪悪なのは人間だ、赤ん坊だったあたしから家族や財産、身分を奪った人間だ!
わたしの名前はユースタス。わたしは特別な娘。一族を救うために生まれてきた。 十九世紀初頭のイングランド、ヒース生い茂る荒野ガルトムーア。領主である伯爵家は魔女の呪いに怯えていた。二百年前に斬首刑にされた魔女アンヌ・マリーによって一族は代々呪い殺されてきたのだ。最後の男子だったユースタスの兄も死んでしまった。その死に様はあたかも魔女に体をのっとられ弄ばれ、魂を吸いとられたかのようだった。 一家を救えるのはユースタスだけ。ユースタスがここガルトムーアの女主人になれば、呪いを終わらせることができると伝説が告げているのだ。だがそのためには新たに相続人となった遠縁の男の妻にならなければならない。まだ14歳なのに。しかもその男は……