私はあの日から永遠とか真理とか、そういう類いの概念を探し求めていたんだ。その美しさを語るに足りる言葉などない。至高体験。まさしく天国的な経験。それは永くは続かなかった。幸福の増大につれてそれは薄れていった。
女性と二人で飲みに行った時、女性が聞いた。「・・私は何の花でしょうか?」 年の差があり過ぎ。 美しいものはそれ相応の結婚をした方が良い。 結婚式に呼ばれたのだが、司会者の弁は・・。「引き出物は何れ宅配便で自宅宛てに送られますから」 宅配が運んできた引き出物の「花」をじっと見ていると・・思い出すが・・。
登場人物が増えて人間関係も複雑になってきたので、相関図を作成いたしました。今まで読んできて混乱してきている方も、これからという方も、これをご覧になっていただければなんとなく分かるのではないでしょうか。
さらわれた穂乃を探すため侍になった蟻螂。初陣で友を失いながらも大手柄をたて、君主・喜林臥人の酒宴に招かれます。直接的には、(17)のエピソードの続きです。