短い文章
ちょっとファンタジー入った話がすきです
東京には、あめが降るって聞きました。
妖精飛翔症 何万人だか何十万人だか、分母は知らないが、その内の一人が発症するらしい奇病。 私がそれを知ったのは十三のときだった。
妖精飛蚊症 五十万人に一人が発症する奇病。 それを知ったのは十二のときだった。
中田めぐみには秘密があった。
熱帯魚は熱帯魚でも空中熱帯魚
ある日突然、体の一部が動物化する奇病。主にその症状は首から上に出るため、一般に「獣頭症」と呼ばれている。
きっと見えない。
空色の美しいひれが左右に揺れて空中を漂う姿を見るのが何より好きだった。
注意点は3つ。荷物は絶対に開けないこと。揺らさないように丁寧に1つずつ運ぶこと。箱が汚れていたら社員を呼ぶこと。