狼は柱に繋がれた犬を見て絶句した。犬は飢え死にそうな狼を見て嗤った。
女学生の小町です。平和な毎日に現を抜かしていると書き物がしたくて堪らなくなりました。なのでちょこちょこと書いていこうと思います。宜しくお願いします。
このお話はまえがき通り、Tr''aumereiという狼と少年の話の序論です。 お話を書く書き手の女性の生涯がもう一つの物語を生んだと言うわけです。 次回からは別のお話の短編やTr''aumereiの狼と少年話をちょくちょく書いていきます。