宮音 詩織

ファンタジー書きです。

遅筆ではございますが、洋の東西を問わず(とはいえ若干西寄りではありますが)ファンタジーをこよなく愛し、書いております。
10代後半~20歳前半くらいの方々に、ちょうど楽しんでいただけるくらいの文章を書いているつもりです。
お読みいただいた方の心に、少しでも何かを残すことができたら幸いです。

妖精の丘

絶望を食らう残忍なインプが、気の良いトロルに捕まえられて、リンゴの木の上に囚われる。 丘のてっぺんに立つリンゴの木の上で、動けなくなったインプが見つめるのは、妖精でありながら人間を守ろうとする、妖精なのに人間を愛する、心優しいトロルの姿。 トロルと人間たちが少しずつ歩み寄る姿を瞳に映して、インプは何を思うのだろうか。 そしてある時、決して誰も望まなかった変化が、彼らを襲うことになる。

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