草葉麻子

ミステリーとSFすきすき

とある泥棒の話

昭和29年、寝台列車の中で起きた盗難事件。偶然車内に居合わせた刑事は犯人を捕まえたが、被害者は犯人の顔を見るなり彼を見逃してくれと言い始めた――そんな刑事の語る話を聞いた法医学者保科は、話の中には3つの疑問点があると指摘する。そして、この疑問を全て聞けば君にもすぐに事件の謎が解けるだろうと、そう不敵に笑うのだった。

  • 小説
  • 短編
  • ミステリー
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