不定期的に色んなものを綴っていきます
特になし
世界は幾多にも分岐している。 しかし、人よりも深い智を持つ聖人が、人よりも永い命を持つ人造の人間が造られても───結局、戦争がなくなることはなかった。 高度な智能を持って生まれた。 それが、戦争が起きる理由。 しがない従軍記者・ヴィルヘルムは、軍より徴兵命令を下されたことを切っ掛けに、雪が降り積もるアルタイの地にて蒼空色の眼を持つ一人の軍人と出逢った。 明確な善悪が存在しない戦場。青年はその中で、人の尊さと業を知り、大切な“モノ”を見つける。 これはその切っ掛けを描いた物語だ───。