書くことが好きです。
社会人。小心者です。
小さなころから言葉が好きで、苦しい時も楽しい時も言葉に助けられてきたような気がします。私が私でいるために、書いていくのは自然なことだと思って、書いています。そしてそのことで世界(の人々、ではなく)とつながっていけたらいいのに、と思っています。
主人公・透也は、同じクラスの、ほとんど人と話そうとしない少女、鈴音のことが気になっている。親友の杏里も、密かに同じことを思っているようだ。しかし透也は、鈴音のことを素直に好きだとは思えない。蝶のように儚い感じのする鈴音を、なぜか憎いと思ってしまう自分がいる。 鈴音と関わりだしてから、仲の良かった透也と杏里の二人に少しずつ亀裂が生じ始めるが・・・。
主人公の下野鞠(シモツケマリ)は、高校二年生。頼まれると断りきれない、忙しくしていないと不安・・・こんな面倒くさい性格から、望んでもいないことを次々と引き受けてしまう、心配してくれる家族にあたってしまって後悔する、典型的なこじらせ系女子のお話。 ある日、たまりにたまった疲れから、赤信号に気付かずに道路を渡ろうとし、謎の男の子に助けてもらう。そして、その男の子に無理矢理学校と反対方向のバスに乗せられ、二人で海に行く羽目になるが・・・。
主人公の小山美都は、ショートカットがトレードマークの元気いっぱい高校二年生。ある日部活の練習試合で隣の市の高校へ行き、そこで纜膳(らんぜん)という珍しい苗字の男の子に偶然出会い、あっという間に恋に落ちる。友人にその男の子のことを調べてもらうと、彼はロングヘア―の女の子が好みだというではないか。美都はなんと、長髪の「カツラ」をかぶって彼に会いに行き、彼のバイト先を調べて自分も同じバイトを始めるが・・・? 思い込みと勘違いだらけの恋の結末は・・・?
全宇宙を統治する「神様」の息子の「ぼく」。現在は神様見習いとして研修中。役職は人間の人生の一部を決める部署の係長。見た目は人間でいうと「10歳の坊っちゃん」。部下のウサギたちとともに日々仕事に精を出す。部下の有給休暇中に事件が起こり、生まれて初めて人間界に下りていく。そこで前任者のミスを修正すべくある青年と接触するが・・・?