さんはおかどたに

神村敬二の父、保は第二次世界大戦の終結によって数少ない帰還兵として中国から帰国し、帰

私は現在65歳になるが、とても欲張りな人間である。
第一の人生は、海外現地法人の責任者、引き続いて麺職人として手打ちそば、うどん店を海外で開店、個人店主としてお店を経営、物書きとして本を出版、講演講師として国内はもとより海外での講演活動、日本語教師としてライセンスを取得し教壇に立つ、野菜や果物の有機栽培、ガーデニングと様々なことをやってきた。
その原点は、私の45年前にさかのぼる。20歳の時に、スキー事故で瀕死の重傷を負い内臓を摘出、奇跡的に助かったことが私の将来に大きな影響を与えた。
誰にでも与えられる人生は一回きり、なのである。当時、私はこの先長く生きられるとは思っていなかった。であるとすれば、生きているうちに様々なことを体験、経験しようと思って毎日を大切に生きてきた。その繰り返しで、今や後を振り返ると還暦も過ぎて、5年も経っている。これからも、命ある限り様々なことに挑戦しながら、人生と言う旅路をゴールに向かって、1日1日を大切にしながら歩んでいきたいと考えている。

愛は国境の彼方に

宇宙を推し量る距離などは一般的に光年等の光の速さで表される。そういう観点にたってみると我々人間社会の生涯というものは「一瞬」という言葉でも言い表せないほどの実に短いものであろう。しかし、その短い生涯の中では様々なドラマが展開される。この世に生を受け成長し成人となってパートナーを得、子作り、子育て、子供たちが一人前になり独立、やがて年月を経て熟年夫婦として再び二人になり生涯を終え土に戻っていく。 この物語は、主人公、神村敬二の約40年間に亘る人生という一瞬の軌跡を描いたものである。 日本、中国、シンガポール、アメリカ、カナダ、5か国の国際を舞台に繰り広げられる人生模様。 人生という旅路を歩んでいく中での奇跡的な出会い、そして恋愛感情が芽生え愛を育む中での人の心の奥深くに潜む愛の葛藤、国境を挟んでの恋愛は意外な展開に発展していく。

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