崩壊したわたし
プラン。
ぼくの憎き女。
I
彼は歩という。
《ぼくと勝負したいひとー?》
歩という少年は凄いのだ。
《ぼく!!》
《ぼく!!》
《ぼく、好きなひとがいるの。》
《ぼくの好きなひとは、星見プランちゃんなの。》
《ぼくは!!》
《ぼくは!!》
そのまま、歩は倒れこみ、失脚した。
その後、Roop2001をたどって、還ってきた。
その時の、彼は、姿がなかった。
彼は、彼女を巻き込んだ。
彼女は、ただひとりの特別。
《君、ぼくの貸した、消しゴムどこさ?》
《え?》
《借りたっけ?》
《貸したさ。》
《ほうらね。》
《あるじゃん。》
《ここに。》
プランの手に消しゴムを握らせた。
《先生!!》
《ぼく、この子に消しゴムを盗まれました!!》
《---》
《君、この子が、盗みをしたのか。》
《はい。》
《そうです。》
《え?》
あたし。
あたし。
違う。
Krank
ゲシュタルテン
プランは、青ざめ、そのまま、失神した。
何でなの?
あたし。
崩壊したわたし
ふん。
地獄へと巻き込んでやるよ。