世界の一部に

白石 あめ

きみが人間としてこの世界に生まれ、
きみが人間としてこの国で生活をし、
きみは人間だから死ぬこともあるのだという
この事実がとても好きです。

きみが死んでしまったあとの世界は
笑わない少女のような
音の鳴らないピアノのような
灯りのない繁華街のような
きっとそんな感じがする。
けれど、そんなときでも 夜空は美しいんだろうね
人は死んだら星になるというから
きみも死んだら星になれるよ
そしてその星ときたら本当に綺麗で。
それを私は少し楽しみにしてしまうな、

泣かなくなった赤ちゃんのような目で
今日も私のことを見て、
そして今日こそ私のことを殺してほしいな

世界の一部に

世界の一部に

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