夜のいずみ

林やは

ここは、忘れられた。ずっとあましていたのだ、きみが去ってしまっても。ぼくは少女になりたくて、しかし怪物はだれの心にもいて、だからそんなの、罪にはならないほど、どうだっていい。世界のひとびとが、狂気がいちばん美しいよ、と、云っても、かまわなくなった、街で、ぼくたちは、ゆめをみよう。醒めないまま、ゆめをみよう。

夜のいずみ

夜のいずみ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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