統合失調症/無意識の研究(7.室内対策 その1)

1.テレビとラジオ

室内ならテレビの音声をゼロにして映像を見ながら、ラジオを聴くとBrain Chatterが止むだろう。視覚情報と音声情報に関連性がないので、自我がテンション高く現状把握しようとする結果、両方の脳半球を支配し、ラジオ音声を左脳で処理し、テレビ画像を右脳で処理するのだろう。

2.声を出すこと

主体的に筋肉運動をしない場合、他の方法で積極的に活動しないと、エスに支配され「Brain Chatter」にさらされ易いが、声を出すのは対抗措置として有効。気分高揚のために「あ」行を発声する。声を出せば自我の支配を示し、周囲に誇示出来よう。なお声の出にくい時は、次の通り。

(1)左右の脳半球で、発声を司る「ブローカ野」の位置を解剖図などで確認し、頭部で、そのすぐ近くを指や拳でさすり、あるいはコツコツ叩いて刺激する。

(2)キュウリやホッチキスを、口の奥に差し入れながら息をはき、口蓋を大きく開く。

(3)額の真中に「第3の目」があるとされ、インドの婦人はここに小さく目の形に化粧するが、ここを手指等で塞ぐ。

(4)「耳の遠い人は声が大きい」を逆用し、耳栓をする。

(5)ヨガで言う、喉のチャクラ(左右の鎖骨間の喉のくぼみ)にトルコ石を当てる。

3.朗読

書物を机に準備した上、目線の角度を調整し、鼻筋の右側を視野に入れる。すると意識が右脳に入る⇒ (I,E)。

(ア)そのままの姿勢で朗読する。多くの場合、日本語の言語野は左脳にあるので、意識は右脳から左脳の言語野(ブローカ野)にアクセスし、エスを左脳から排除する。(I,E) ⇒ (E,E)

(イ)英語等、外国語の言語野が右脳にある場合、当該言語の書物を用意する。目線の角度を調整して、意識を左脳に入れる。⇒(E,I)。この姿勢のまま、書物から朗読する。今度は意識が、左脳から右脳のブローカ野にアクセスし、エスを排除するだろう。(E,I)⇒ (E,E)

4.言葉による操縦術

エスは後ろ向きで悲観的なメッセージ、例えば「周囲の評価は低く、批判がましい。世の中は暗く陰謀に満ち、ストレスだらけ」とのラインで士気を落とし、意気消沈させて行動力を挫き、「引きこもり」を作ろうとする。ついては対策、以下の通り。

(1) 言葉の投げ返し

エスから悪口めいたメッセージが来たら、これを逆手に取り、エスに対して、同じ言葉を何回も浴びせる。まるで自分が、エスの立場に入れ替わり、自我を苛めるつもりで何回も繰り返せば、エスは、この悪戯が如何に邪悪か、理解するだろう。

(2) 楽観論

エスから悪口めいたメッセージが来たら、すぐにこれを否定するメッセージを作り、エスが静かになるまで、何回でも頭の中で繰り返す。例えば「面白くない」⇒「面白い」、「ストレス過剰」⇒「気楽」。

(3)エスに対する悪口・威嚇

エスが有害な言動・行動に出ている様な場合、これを非難し攻撃する。そして「止めない場合には往復ビンタするぞ」等、自己体罰(下記6.)で強く脅す事。脅しは必ず実行に移す事。

(4)応援団の理論

例えばスポーツの試合で、威勢の良い応援の掛け声や歌が効果的なのはエスを抑制するからであり、次の通り。

(ア)エスは自我を心理的にへこませようとする性癖がある。従って試合で相手チームの威圧や威嚇に晒されると、エスが察知し、相手チームに迎合して自我を委縮させようとする。具体的には、筋肉運動を抑制し、パフォーマンスを劣化させるのである。

(イ)威勢の良い応援の掛け声や歌が入り、精神的支援が得られると、エスが委縮し、悪戯出来なくなる。すると本人は、双方の脳半球を再度支配し、能力をフルに発揮できるだろう。

(ウ)選手は個人的に、「出来る」、「勝てる」、あるいは「負けない」、「引かない」等、前向きで楽観的な掛け声を自らにかけていく必要があるが、これはエスを抑える為だろう。

(5)ナンセンス

 エスは、当人(自我)が、正しい文法や論理学に従う事を与件としており、そこに強い依存心と拘りがある。少しでも逸脱があると、混乱に陥り、「本当はどんな意味なのか」、「何故、一般的でない表現なのか」等、迷うらしい。従ってこれを逆手に取れば、エスを怯ませて主導権回復のきっかけと成し得よう。

(ア) エスに対して、意味のない、ナンセンス言葉を連発する。例えばひと昔前に流行った、「ハッパフミフミ」。

(イ) エスに対し、意図的に誤りの語法・文法・発音をぶつけてみる。例えば、

「文法からの逸脱を含む、言葉上のナンセンス」⇒ 「プン棒からの、いつ発つ?をフグ無語とは、笙の南禅図」

(ウ)計算の合わない数式、例えば、3+8=10、8+5=12、4×8=30、等と唱える。

(エ)エスに要望・要請を伝える際,命令口調では反発を生むので、過去形を使う。するとエスは面白がり、現実を文章に合わせようとして、ゲーム感覚で協力の姿勢を示す。例えば、公衆トイレの「綺麗にお使い頂き、有難うございました」。

   (原型)         (推奨)
   静かにしろ!   →   とても静かになった!
   行ってしまえ!  →   行っちゃった!
   消えてしまえ!   →  消えちゃった!

(オ)シュールレアリズムは、有り得ない世界を描く芸術運動と捉えられるが、やはりエスを混乱に陥らせるのが目的だろう。

(参考)類似の現象として、訳の分からない「錯視」の図を目の前に示された場合、図が自然と動く様に見えるのは、ナンセンスを解せぬエスが、真の姿を究明しようとして、左右の脳半球を往来する結果、両眼視野闘争が起きるからである。

(6)S音やSH音の活用

 エスは、SやSH音に弱い傾向があり、英語の例えば「Silence!」、「Shush!」等は、その効能を意識して出来た言葉かと思われる。この様な音声は、エス同士の交信に通じるのかも知れない。
 日本語なら「サ、シ、ス、セ、ソ」、「シャ、シ、シュ、シェ、ショ」がこれに相当するので、エスが騒ぐような場合には、口の中で、周囲に聞こえぬ音量でささやけば(whisperingすれば)、エスが委縮するだろう。例えば「すし、すし、すし、すし……」と繰り返す手もあろう。

(7)舌の活用

 誰もが経験する「フロイト的な言い間違い」(Freudian slip)は、発話の際、エス(無意識)が、舌や声帯、口蓋の形や動きに影響を及ぼし、発音を歪めてしまうのが原因。Brain Chatterでは、エスが舌や声帯、口蓋を使い、本人にしか聞こえない形で発話する。
 沈黙時に、この様なエスの悪戯に対抗するには、舌で上顎と下顎との間を分離し、隔絶する事。すなわち上下の歯の間に舌を差し挟み、上下の歯が付かない様にするのである。
 日常会話の際には、特定の発音の際に、これが時々実現するだろうが、奨励すべきは、母音なら、A音。子音では、例えば英語の「TH」(THE,THAT等)、あるいは巻き舌を伴う、R音(RAT等)。 


5.音楽・音波療法


エスは動物と同じであり、急に大きな音を立てると怯む。

(1)駅、空港、ゲームセンター、パチンコ店等の騒音で、エスを麻痺させる。

(2)静かなる叫び声

屋外の人混みで、頭のてっぺんから声を出す要領で他人に聞こえぬ「声」で高音の叫び声をあげ、徐々に一層高い声を目指し限界高音に挑戦する。密かな発散手段となり、直後に声が深くなり良く通るようになる。

(3)歌唱(カラオケ、合唱等)

(ア) 癒しの手段として極めて有効。歌はエスの好む世界であり、特に言語化している場合、途中から参加する事が感じられるだろう。

(イ) 歌を唄う為の言語野は右脳。

(4)器楽演奏: 左右の手指や足を同時に細かく操作する事が多く、スポーツ・運動に準じて左右の脳半球の同時支配に繋がるだろう。⇒(E,E)特に音が頭蓋骨に響き渡る木管・金管楽器は有効。

(5)頭部共鳴

(ア)グラスにスプーン等を打ち付けて音を響かせ、そのまま頭上にかざし、つむじの辺りに降ろして振動を頭蓋骨に伝播させる。

(イ)楽器の音程を調整する音叉を鳴らし、同様に用いる。

(注)思考が麻痺するので朝、近くに家族等、人のいる場所で行うべきだろう。

(6)声帯への刺激

(ア)口琴を使って声帯に音波を当てる。
(イ)口の中で鈴を鳴らす。

(ウ)小学校時代の遊びさながら、両手を水汲む柄杓の形に膨らませ、「O」の字に開いた口の前で何回も合わせ叩き、口の中に空気を送り込む。「ポ、ポ、ポ」と音が響き、Brain Chatterが沈静化。


6.エス直撃系(自己体罰)

エスがBrain Chatter を含め悪戯を働く場合、左右の脳半球や小脳に侵入する事が多いと見られる。この様な場面では、自分の頭部に拳等で打撃を加え、エスを懲らしめる事ができる。これはショック療法であり、エスの宿る脳の部位を狙い撃ちにするもの。

なお特定人物(Aとする)の行動パターンが異常に攻撃的であり、自分を狙い撃ちにする場合、エスが無声メガホンを使って挑発している疑いがあろう。

そこでAの目の前で、露骨に自己体罰を加えれば、A(より正確には、挑発を受けているAのエス)がそれを見て怯み、大人しくなるだろう。これは公の場や見知らぬ人の前では実施しにくいだろうが、家庭内なら可能であり、また屋外でも公衆トイレの中等で行えば、外部から見えなくても「ピシャッ」と言う音は聞こえるので、所期の効果が得られよう。

(1)態勢

(ア)左右何れかの鼻筋が見える様に目線の向きを定め、エスの居所を同鼻筋の反対側にある脳半球と想定し、同脳半球に対して体罰を加える。

例えばエスを右脳に固定して体罰を加える場合、鼻筋の左側が視野に入る様、目線を右向きに調整し、自我を左脳に入れる。(E,I)その上で頭の右側をポコポコ叩いたりする。また視野に入るのが鼻筋の右側ならば(I,E)、頭の左側に体罰を加えれば良い。

これは子供のお尻を叩く際、子供を前かがみにする様なものだろう。

(イ)自己体罰は、可能な限り、鏡に自分の姿を映しながら行う。(出来れば身体の左右も見られる三面鏡を使用する)

(2)体罰の手法

(ア)拳や平手で、左右の耳の周辺を小突き、叩く。

(イ)ビンタ、張り手

 「小顔を作る」等と称して、頬を平手で叩く。エスを委縮させる上で効果的だし、一応安全。耳をも狙い、包含する様に叩くと、大きく響き、エスに大ショックである模様。

(ウ)小脳にエスが侵入する可能性もあるので、後頭部の下方を軽く叩いてみる。

(エ)左手で右の頬を叩く、あるいは右手で左頬を叩く。左手で頭部の右側を撫でる、あるいは右手で頭部左側を撫でる。櫛を手にして髪をとかす動作でも良かろう。

(3)公共の場で

周囲の目を気にする場合には、蚊を払う様に頬を叩き、指で弾く、あるいは顔から花粉を払う動作。片手で顔をさすり、ぬぐう動作。

耳たぶは重要で、指先で強く弾く。あるいは指先をナイフと見立てて(ゴッホの様に)左右の耳たぶを裏側から切り取る仕草を何回もする。

(4)威嚇

エスに対する体罰を習慣とすれば、エスを脅迫出来る。

例えばエスが騒ぐ、周囲に不穏な空気を感じ、行動を一貫して邪魔される、あるいは急に片頭痛が起きる様な場合、エスに対し

「やめないと、激烈な往復ビンタを加えるぞ」と脅し、まさに手を振り上げる場面を頭の中で想像する。するとエスが委縮し、物事が沈静化するだろう。


7.左右断層のツボ


(1)着目すべきは左右の脳半球のねじれ、あるいは非対称性だろう。すなわち、右脳半球が左半球と比べて少し前に突き出ており、左半球が右側と比べてやや後退している事である。

(ネット上で「ヤコブレフのトルク」を検索し、左右の脳半球の位置関係を示した画像を参照すべし)

(2)重要なツボは、次の通り。

視野に入る鼻筋の左右と、自我の宿る脳半球の左右が一致する事を踏まえ、自我の居ない方の脳半球に指圧を加えるべし。(鏡の前でツボを探せば、指が正しい位置に来たところで顔の表情が変わるだろう)

(ア)頭部の右側

 鼻筋の左側が視野に入る様に目線の向きを調整して自我を左脳に入れ、エスを右脳に入れる。そして頭部の右側のツボを探り、指でマッサージ。

(a)後頭部では、右側の首筋の髪の生え際から、後頭部のでっぱりの近く(頭部左側との境界)へと指を這わせ、上から見て5時、右側から見て8時の辺りでツボを探す。

(b)頭部前方では、おでこの上部、髪の生え際近くで、中央に頭蓋骨が少し突き出ている箇所を見つけたら、そのすぐ右側、上から見て1時、左側から見て1時の辺りでツボを探す。

(イ)頭部の左側

 鼻筋の右側が視野に入る様に目線の向きを調整して自我を右脳に入れ、エスを左脳に入れる。そして頭部の左側のツボを探り、指でマッサージ。(頭部右側のツボと、それぞれ対称的な位置にある)

(c)後頭部では、左側の首筋の髪の生え際から、後頭部のでっぱりの近く(頭部右側との境界)へと指を這わせ、上から見て7時、左側から見て4時の辺り。

(d)頭部前方では、おでこの上部、髪の生え際近くで、中央に頭蓋骨が少し突き出ている箇所を見つけたら、そのすぐ左側、上から見て11時、左側から見て11時の辺り。

(3)これらのツボを中指で撫でたりさすったりすると、内部まで刺激が行き渡るらしく、エスが驚き、統合失調症がしばらく止むだろう。但しインパクトが大変強いので、施術の間、常に深く呼吸し続けることを心がけ、また一時的に心身が半ば麻痺状態になりかねないので、そのつもりで十分準備すること。

(4)なおこれらのツボを刺激した場合の効果は、初回が最大で、施術する毎に逓減する傾向があるので、一日に何回も試しがちとなろう。

しかし効果絶大なだけに、エスに大きなストレスを加えるらしく、反発して胃酸過多や消化不良等の「副作用」を招く可能性があろう。ついては「一日一回」等、使用頻度を限定し、またエスを休ませる様にして平和共存を図るべきと思われる。

更にエスを管理するための方法については、適宜入れ替えるべきであり、例えば頭部への直接的な刺激よりは、鏡を見る等、間接的な刺激の方が穏やかであり、エスのストレスも少ないものと見られる。

(5)応用編

ツボを刺激する際、ツボが頭の左側にある場合、敢えて右手の指を使用し、右側にある場合、左手の指を使用すると、指を動かす脳半球(運動野)と、刺激を察知する脳半球(体性感覚野)とが、それぞれ逆側となり(意識が左右の脳半球を同時使用する)「脳内ストレッチング」体操を伴い、一石二鳥。


8.マグネット

(強烈な磁気を当てる)脳MRIの癒し効果にあやかり、家庭用のマグネットを使い、意識の左右運動を促進する為の施術。言語野へのアクセスが容易になり、声が良く響くようになろう。またストレスが解消され、癒し効果と共に集中力が回復される。これは恐らく電磁誘導により、脳内を電流が流れるのが原因と考えられる。

(1)冷蔵庫用マグネット

マグネットを手に持ち、頭の左右で、髪の毛に櫛を入れるつもりで、ゆっくりと撫でる動作を行う。

注意事項として、マグネットを頭部に当てて施術している間は、特段、大きな余波を感じなくても、その後すぐに脳内に影響が現れ、テンションが急に高まるので、気をつけるべし。しかも効果が1~2日も続くので、慣れるまでは施術を短め・軽めにすべきだろう。

(ア) マグネットを右手で持ち、頭部の右側に施術する。⇒右耳の周囲を(本人から見て)時計回りに旋回させる。

(イ)マグネットを左手で持ち、頭部の左側に施術する。⇒左耳の周囲を(本人から見て)時計周りに旋回させる。

(2)馬蹄形磁石

馬蹄形磁石を手に取り、頭部の左右を分割する中心線を想像し、これを跨ぐ様に構える。そして磁石のN極を中心線の左側に、S極を右側に向けて持ち、おでこから後頭部にかけて髪の毛を撫でる様に、中心線上を移動させていく。すると冷蔵庫用マグネットと同様、あるいはより高い効果が得られるだろう。この動作は一度に1回で充分と思われる。

次の機会には場合により頭部の左右との関係で、馬蹄形磁石のNSを逆転させる形で持ち、同じ動作を行い、効果を確認する。

統合失調症/無意識の研究(7.室内対策 その1)

統合失調症/無意識の研究(7.室内対策 その1)

  • 随筆・エッセイ
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-03-07

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