統合失調症/無意識の研究(8.室内対策 その2)

 Brain Chatter(幻聴)は虚言に満ちており、無用にテンションを高め、高血圧・低血糖や疲労の原因となる上、歪んだ世界観に追い込まれる。そこで医師の処方箋に従い、薬を服用するのが最も単純かつ信頼できる対策だが、以下は補完的な方法。多種多様だが、同じ手法を続けると、エスが慣れて効果が薄まるので、次々と替えていく必要があろう。

1.視覚的刺激

(1)遠方を見る。焦点を遠くに! 人と相対する際も、「心眼」で400メートル先を意識する。

(2)目が、閉じ気味で開かない場合は、首を上げ、天井を見て目を開く。次に、開いた目を維持しつつ、首を元に戻す。

(3)エスは動物の目玉を恐れるので、広告・写真・動画の中の人間や動物の目玉を見つめる。

(4)エスに「十」の形を見せると動物の目玉を想起し、怯むので、壁、書棚、食器棚等に十文字を見出して見つめる。チェス盤やギンガムチェック、市松模様でも同様。
  
(5)はでな色、多様な色を見る。(カラーセラピー)

(6)双眼鏡

双眼鏡を使う。あるいは両手で、顔の側面から来る視覚情報を遮断。もって視覚情報を前方の「双眼視野」に制限する。狙いは、自我とエスを「双眼視野」ワールドに囲い込み、不安感を醸成する事である。するとエスは、この特殊な環境で情報収集に懸命となり、Brain Chatterが沈静化するだろう。

(7)三面鏡

自分の顔や姿を第3者の視点から確認するため、三面鏡や合わせ鏡を使いながら、(左右が2回逆転して元に戻った)自分の本来の顔や姿を見て客観評価する。

(8)「錯視」画像

(ア)画像のゆらぎ等を起こす「錯視」画像を見る。すると不思議な画像を前に「両眼視野闘争」が起きて、エスが沈静化する。

(イ)両眼視野闘争の主体はエスであり、不自然な画像を良く見ようとして、脳半球の左右転換を起こす現象。例えば(E,I)⇒(I,E)⇒(E,I)。脳半球の左右転換が起きる度に、画像を見る角度が微妙にずれ、画像がゆらぐのだろう。


2. 味覚・嗅覚
          
(1)味覚

 特に他人と交流する際、エスは本人の自由な会話を阻みBrain Chatterを続ける目的で、舌の動きを支配し制御しようとする。そして本人が食べ物や飲み物を味わう為に舌を動かす行為は邪魔になるので、これを極力阻もうとする。 
 これに対抗するため、飲食の際には、人と交流する場面を含め、ゆっくり味わうことに集中し、意識的に舌を何回も動かし、飲食を楽しむべきである。美食に浸るのも良かろう。 
 すると舌は、この様な運動によりエスの支配から解放され、会話もしやすくなる。飲食しない場面でも、舌をエスから解放する為に「口の中の味」を確認するつもりで時々、意識的に舌を動かすべきである。
 更に、うまみ成分とされるグルタミン酸は神経伝達物質であり、左右の脳半球の繋がりを助ける(従ってエスが嫌う)と見られるので、(蕎麦つゆ、白ダシ、味の素等を活用し)うまみを感じる食事を心掛けるのも一つの対処法だろう。この他、次の通り。

(ア)リラックス効果:日本そば、銀杏、アーモンド、松の実、ジャスミン茶、柿茶、黒ゴマ(ペースト)等。

(イ)炭酸水は、清涼剤足り得るし、統合失調症にも沈静効果。

(ウ)酒類は、向精神薬の代用品足り得る。特に強い酒はエス抑制に効果あり。


(2)嗅覚 

 エスが操作できない分野なので効果的。香辛料、スパイス、生玉ネギ、にんにく、ココナッツ油。特筆すべきは霊芝(サルの腰掛)であり、部屋に破片を置くだけでBrain Chatterが沈静化する。香道やアロマテラピー。サンダルウッド、イランイランなど。


3.テンションを下げたい時

(1)座るときは、両手を肩幅以上に開いて机に乗せ、安定感を。周囲の人間と同じ高さの視線を保ち、協調性を。

(2)開放感を得るためには足を少し開き、両腕を体側から離し、動脈の交差点を開放する。

(3)指先と耳

(ア) 右手のひらを右耳に向け、耳の周囲で指を広げる。そのまま右手首を使って指を時計回りに回転させ、指で毛髪に櫛を入れる動作を繰り返す。

(イ)左手のひらを左耳に向け、耳の周囲で指を広げる。そのまま左手首を使って指を時計回りに回転させ、指で櫛を入れる動作を繰り返す。

(ウ)上記(ア)と(イ)を同時に実施。

(4)背中の対話

家族、友人等、協力的なパートナーを見つけて背中同士を意図的に近づける、あるいは接触させ、その姿勢を暫く保持する。するとエス同士の交流が図られ、テンションが下がるだろう。


4.テンションを上げたい時

(1)手指で、仏像の様々な「印相」の真似を。
(邪念を払い、毅然たる態度を貫くためにも)
  
(2)タイの民族舞踊の、手指の先を反り返らせる仕草。

(3)NZのマオリ族の「戦いの踊り」: 舌を突き出して上下に動かし、血圧を上げる。同時に両目をかっと見開くと、突然光が入り、視野が広がる。

(4)スキーのボーゲンよろしく足を「ハ」の字にして立つ。あるいはバレリーナのように、逆「ハ」の字で。

(5)指先と耳

(ア)右手のひらを右耳に向け、耳の周囲で指を広げる。そのまま右手首を使って指を反時計回りに回転させ、指で毛髪に櫛を入れる動作を繰り返す。

(イ)左手のひらを左耳に向け、耳の周囲で指を広げる。そのまま左手首を使って指を反時計回りに回転させ、指で櫛を入れる動作を繰り返す。

(ウ)上記(ア)と(イ)を同時に実施。

(6)周囲に人がいる時は、まるで猫が、相手に飛び掛かる/逃げる準備動作をするかの様に、足の指を(靴の中で)握り締めるとテンションが上がり、ラッシュアワー等の人混みにも負けない存在感が身につくだろう。


5.孫悟空の干渉

「声」を取り敢えず沈静化させるためには、エスが自我にメッセージを伝達する経路に着目し、頭部にハチマキや紐、輪をかけてみるべし。頭部の左右に静電気を流して繋げ、もって干渉・サボタージュするのが目的である。


6.金属の効用

(1)金属には癒し効果があり、例えば電車内の乗客用の支柱として備わっているステンレス等、金属の棒を握るだけでテンションが下がるだろう。これはゴルフの棒でも同様であり、スポーツ器具でありながら、アイアン等の金属部分を握る事には、精神衛生上の理由さえあろう。

(2)金・金色

金・ブラスの様な金色の金属は、光に当たって放つ金色の輝きが、統合失調症に対して強い抑制効果を持つことが窺われる。

ついては金色の表面を囲炉裏火に見立て、左右の脳半球が同時にその光に当たる様、頭部を露出させると良い。特に目の上の部分が肝心である。


7. 市販の健康器具

(1)「肩こり用」や血行促進用のゲルマニウムやチタン、トルマリン(=電気石)のネックレス、ブレスレット等。携帯電話を握る。

[元素周期表の14族(半導体等)に属するC(炭素:竹炭等)、Si(ケイ素:水晶・サンゴ等)、Ge(ゲルマニウム)には効果がある]

(2)遠赤外線と共にラドンを発生させるラジウム鉱石は、リラックス効果があり、良く眠れる。但し効き目が強いので、続け過ぎるとエスが鬱屈し、腹痛等の副作用を起こす模様。

(3)ボジストーン(Boji Stones)

エスを沈静化させる効能があり、特に表面の滑らかな「雌石」を右の耳穴に、表面の粗い「雄石」を左耳の穴に入れるとBrain Chatter抑制等、強い効果が得られる。

統合失調症/無意識の研究(8.室内対策 その2)

統合失調症/無意識の研究(8.室内対策 その2)

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-03-07

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