イゼルナ物語

虹をかける時。ぼくらの二つの歴史がぎこちなく寄り添う。

プロローグ

ぼくは、魔術師だ。そしてぼくは、錬金術の天才でもある。

ぼくの怖いもの、それは、遥か未来から来た、少女が怖い。その少女の名前は、イビョルナ。イビョルナは、ぼくとは、違う血筋だ。それは、彼女は、神に近く、魔術師で、あるが、どこか、大きな未来をかえる力があるところ。

イビョルナについては、ある噂がたっていた。彼女は、死者の死神と、取引をして、死人の世界を見たという。そして、彼女は、永遠で、神に愛されている。
か、
悪魔と、取引をし、自分の魂を悪魔にやり、人間では、なくなった。
イビョルナは、人間では、ない、という噂。
イビョルナの魔法は、神さまでさえも、出来ぬこと。未来が、良き方向に変わっている。というもの。
未来は、二つあり、どちらに向かうかは、選ばれたものしか、見れない。

I

イビョルナは、神さまのために、虹をかけるという。イビョルナは、ぼくの、初恋の、ミチルに似ている。ミチルが、きみが、イビョルナだ。ミチル。

II

ミチル アダラカナ。
ぼくの中にいる。
ぼくの、住んでいる世界は、錬金術国家だ。ミチルは、そのために、唯一、虹を、虹の魔法を作れる。そして、代償は、彼女に、代償は、ある、のだろうか。
この、虹の、錬金術には、大事なものがあり、多くは、魂、体の一部、。
欲望が。
しかし、ミチルは、純粋な子だ。

III

イビョルナと、ミチルアラダカナは、未来と過去を行き来する。イビョルナと、ミチルは、同一人物で、イビョルナは、ミチルにとって悪魔だ!!

2030年12月7日『120時間30分』
ぼくは、宇宙時計を買っていて、ミチルが死んでしまった日から、ずっと置いていた。これは、ミチルのいる【いた】宇宙空間の時刻だ。宇宙にいくと、もう年がわからなくなる、

錬金術師で、牧師のカルナさんが、ぼくに言った。【悲しいですかな。わたしの娘である少女が。そして、お前の、恋人が、逝ってしまって】【また、お前の中にいるだろう。人間は、未来のために、他人のために、泣くことがあるのか。ミチルは純粋なこだ。】【ミチルが、知らなかった未来。】

IV

ぼくは、何も答えられなかった。イビョルナと、ミチルは、どいしても、つじつまがあわない。ミチル。ミチルを殺したのが、イビョルナで、イビョルナの未来と、ミチルが、二人いる。

V

2187年 12月7日【1280分】
120時間80000分。

わたし、ここにいたい。

壊れたくない。

わたしの、心臓が、わたしのパイプを、通って、金属で、出来た糸が、十字に、体を締め付けられる。

金属から、電流が流れ、わたしの身体中の、生命エネルギーを吸い続ける。そして、腕、手、首、足には、血が噴出したケガのあとがある。

【もう。なんで。わたしは。どうして?】

【たすけて。】

【たすけてよ?】

過去に行くか、未来にいくか。

わたしは。

もう一つの世界へいく!!

イゼルナ物語

あのはなしは、時計が、くるっていたんだ。ただ、それだけ。

イゼルナ物語

ぼくは、ミチルが怖い。それは、二つの歴史と、ぼくの時計が狂ってるから。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • SF
  • 青年向け
更新日
登録日
2020-02-22

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  1. プロローグ
  2. I
  3. II
  4. III
  5. IV
  6. V