ストレス試験
闇から聞こえた音楽も
きっとこの指ひとつで止まってしまう
そんな時代だ、今とは
デジタル化される世界に
取り残されたアナログな愛
きみはどうするの?
きらきら光って見えるあの街を
夜が終わるころには
汚くて醜い景色を生んでいる
空色の涙を模して
きみが泣いている
夏の終わり
夜は秋をどことなく思わせ
昼は夏の暑さの残している
季節が変わるということは
人も変わるということだ
きみはそう言って、いたね
きみは人生を具現化したような人だった
意味がわからないだろうけど
この言葉が1番きみに似合うんだ
きみとは人生だったから
夏よ、
どうか終わらないでくれ
きみをおいていくわけにはいかないんだよ
。
ストレス試験